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明治27年創業のさいたま市桜区の酒屋です。
覚悟ある造りを行っている彼らのその1本をを、その仕事量、努力、そして当然ですがその実力に見合った対価で楽しんでいただきたいとの考えをもとに皆さまへご案内させて頂きます。
定休日:日・祝日(土曜日の午後のご注文は週明けの対応とさせて頂きます。)
※掲載商品に関しまして
・価格は全て税込価格となっております。
・温度管理に敏感な商品を取り扱っておりますので、商品の出荷は全てクール便でのご対応(通年※グッズ類、ウィスキー、スピリッツ、一部リキュール、一部ビールを除く)とさせて頂きます。
・ボトル形状・デザインは、予告なく変更になる場合がございます
・商品画像の生産年表記は異なる場合がございます。(商品名の生産年が正しい生産年です。)
・業務用でも販売しておりますので、注文確定後に欠品している場合がございます。欠品の際はこちらからお電話またはメールにてご連絡させて頂きます。
・購入条件の付いている商品も多々掲載しております。条件に満たない場合は自動でキャンセルとなりますので予めご了承ください。
・商品名へ出荷開始日を記載している商品がございますが、商品の到着状況によっては出荷日が早まる場合がございます。その際は、日時指定されていないご注文は最短にてご出荷させて頂きます。
予めご了承願います。
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※当店は店頭での販売は行っておりません。
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【4/21(月)出荷開始】ハイ・ヌーン 23 750ml / リッカテッラ
¥2,640
【A960】 Type:白ワイン(薄いオレンジ) Region:オーストラリア/リヴァーランド Variety:トレッビアーノ、グルナッシュ・ブラン、グレコ 白濁したイエローカラーのライトオレンジ。同じ畑からの3品種の混醸および7日間のスキン・コンタクト。一部はオーク樽で3-6 ヶ月熟成。ノンフィルター、清澄剤不使用。柑橘系フルーツの清涼感にピーチティーを連想するアロマとテクスチャー。 リッカ・テッラはオーナーであり、自らをChaos Creator / カオス・クリエイターと称する栽培家Ashley Ratcliff / アシュリー・ラトクリフによって2003年に設立。SA州リヴァーランドの地に70haの自社畑を所有し、実に45種類ものブドウ品種、それもオルタナティブ品種を 主に栽培しています。当初はCHやCSといったブドウ品種を植えていましたが、2004年に南イタリアへ旅行した際に出会った数々の地ブドウたちが全てを変えました。「温暖で乾燥したリヴァーランドの地にこそ、こういったブドウ品種が合うのではないか」と閃きを得たアシュリーはすぐに国際品種を引っこ抜き、ネロ・ダーヴォラやヴェルメンティーノ、フィアーノといったブドウを植え始めます。当初はオルタナティブ品種という言葉すらない時代、オーストラリアで誰も聞いたことがないような品種にも意欲的に取り組むアシュリーは中々理解を得られませんでしたが(結果自らをカオス・クリエイターと名乗るに至る)、徐々にその合理性が認められるようになります。乾燥が激しいリヴァーランドではどうしても灌漑設備に頼らざるを得ませんが、気候に合致したブドウ品種を植えることで灌漑を最小限にした上で環境負荷の少ないサステーナブル農法を実践。オーストラリアでオルタナティブ品種の可能性が見出されるようになると2015年にはGourmet Traveller Wine誌によって「Perpetual Viticulturist of the Year / 歴史に名を遺す栽培家」に選出されたのです。 「私はあくまで栽培家であり、醸造は専門外。誰も真似できないことをする栽培家としてトップでありたいと思っている」と語るアシュリー。 そのためワインは全て彼が信頼するバロッサ内3ワイナリーの醸造家によって委託醸造されています。また、リッカ・テッラの名前で出されるワインは全て手摘み、野生酵母によって自然醗酵され添加物の使用も最小限に抑えられています。あくまで安定したクリーンな酒質であることが大前提ですが、なるべく人の手による介入を無くすことでブドウが持っている魅力を損なうことなく表現しています。そうして出来上がるワインはフレッシュかつ瑞々しいほどのフルーツ感に溢れており、個性的でありながら日常に溶け込むようなカジュアルさを備えたものとなるのです。 (輸入元資料参照)
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【4/21(月)出荷開始】デイジー・チェーン モスカート 23 750ml / リッカテッラ
¥2,455
【A820】 Type:白ワイン Region:オーストラリア/リヴァーランド Variety:ヴェルメンティーノ、ジビッボ、ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン、グルナッシュ・ブラン ●ALC / Closure:13.5% / スクリュー 酸味とミネラル感にマスカットの華やかなアロマが加わる辛口の白。手摘み、ステンレスで野生酵母によって醗酵および熟成。ごく軽くフィルタリングおよび清澄(Vegan Friendly)。 リッカ・テッラはオーナーであり、自らをChaos Creator / カオス・クリエイターと称する栽培家Ashley Ratcliff / アシュリー・ラトクリフによって2003年に設立。SA州リヴァーランドの地に70haの自社畑を所有し、実に45種類ものブドウ品種、それもオルタナティブ品種を 主に栽培しています。当初はCHやCSといったブドウ品種を植えていましたが、2004年に南イタリアへ旅行した際に出会った数々の地ブドウたちが全てを変えました。「温暖で乾燥したリヴァーランドの地にこそ、こういったブドウ品種が合うのではないか」と閃きを得たアシュリーはすぐに国際品種を引っこ抜き、ネロ・ダーヴォラやヴェルメンティーノ、フィアーノといったブドウを植え始めます。当初はオルタナティブ品種という言葉すらない時代、オーストラリアで誰も聞いたことがないような品種にも意欲的に取り組むアシュリーは中々理解を得られませんでしたが(結果自らをカオス・クリエイターと名乗るに至る)、徐々にその合理性が認められるようになります。乾燥が激しいリヴァーランドではどうしても灌漑設備に頼らざるを得ませんが、気候に合致したブドウ品種を植えることで灌漑を最小限にした上で環境負荷の少ないサステーナブル農法を実践。オーストラリアでオルタナティブ品種の可能性が見出されるようになると2015年にはGourmet Traveller Wine誌によって「Perpetual Viticulturist of the Year / 歴史に名を遺す栽培家」に選出されたのです。 「私はあくまで栽培家であり、醸造は専門外。誰も真似できないことをする栽培家としてトップでありたいと思っている」と語るアシュリー。 そのためワインは全て彼が信頼するバロッサ内3ワイナリーの醸造家によって委託醸造されています。また、リッカ・テッラの名前で出されるワインは全て手摘み、野生酵母によって自然醗酵され添加物の使用も最小限に抑えられています。あくまで安定したクリーンな酒質であることが大前提ですが、なるべく人の手による介入を無くすことでブドウが持っている魅力を損なうことなく表現しています。そうして出来上がるワインはフレッシュかつ瑞々しいほどのフルーツ感に溢れており、個性的でありながら日常に溶け込むようなカジュアルさを備えたものとなるのです。 (輸入元資料参照)
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【4/21(月)出荷開始】ブロンコ・バスター 24 750ml / リッカテッラ
¥2,265
【A680】 Type:白ワイン Region:オーストラリア/リヴァーランド Variety::ヴェルメンティーノ、グルナッシュ・ブラン、フィアーノ ●ALC / Closure:12.8% / スクリュー リッカ・テッラの評価を確固たるものにした、地中海系品種から造られる白。手摘み、ステンレスで野生酵母によって醗酵および熟成。ごく軽くフィルタリングおよび清澄(Vegan Friendly)。 瑞々しい洋ナシやリンゴの果実に白い花、ミネラル感が絶妙な辛口。 リッカ・テッラはオーナーであり、自らをChaos Creator / カオス・クリエイターと称する栽培家Ashley Ratcliff / アシュリー・ラトクリフによって2003年に設立。SA州リヴァーランドの地に70haの自社畑を所有し、実に45種類ものブドウ品種、それもオルタナティブ品種を 主に栽培しています。当初はCHやCSといったブドウ品種を植えていましたが、2004年に南イタリアへ旅行した際に出会った数々の地ブドウたちが全てを変えました。「温暖で乾燥したリヴァーランドの地にこそ、こういったブドウ品種が合うのではないか」と閃きを得たアシュリーはすぐに国際品種を引っこ抜き、ネロ・ダーヴォラやヴェルメンティーノ、フィアーノといったブドウを植え始めます。当初はオルタナティブ品種という言葉すらない時代、オーストラリアで誰も聞いたことがないような品種にも意欲的に取り組むアシュリーは中々理解を得られませんでしたが(結果自らをカオス・クリエイターと名乗るに至る)、徐々にその合理性が認められるようになります。乾燥が激しいリヴァーランドではどうしても灌漑設備に頼らざるを得ませんが、気候に合致したブドウ品種を植えることで灌漑を最小限にした上で環境負荷の少ないサステーナブル農法を実践。オーストラリアでオルタナティブ品種の可能性が見出されるようになると2015年にはGourmet Traveller Wine誌によって「Perpetual Viticulturist of the Year / 歴史に名を遺す栽培家」に選出されたのです。 「私はあくまで栽培家であり、醸造は専門外。誰も真似できないことをする栽培家としてトップでありたいと思っている」と語るアシュリー。 そのためワインは全て彼が信頼するバロッサ内3ワイナリーの醸造家によって委託醸造されています。また、リッカ・テッラの名前で出されるワインは全て手摘み、野生酵母によって自然醗酵され添加物の使用も最小限に抑えられています。あくまで安定したクリーンな酒質であることが大前提ですが、なるべく人の手による介入を無くすことでブドウが持っている魅力を損なうことなく表現しています。そうして出来上がるワインはフレッシュかつ瑞々しいほどのフルーツ感に溢れており、個性的でありながら日常に溶け込むようなカジュアルさを備えたものとなるのです。 (輸入元資料参照)
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CAI(シー・エー・アイ)・リースリング・トロッケン23 750ml / イミッヒ・バッテリーベルク
¥3,210
【B380】 Type:白ワイン Region:ドイツ/モーゼル Variety:リースリング 残糖2.7g/L・辛口 植樹:1960~1995年 位置:標高130~300m 南西・南・南東向きの斜面 土壌:灰色・赤色・青色のデヴォン紀粘板岩 マセレーションは数時間程度 ステンレスタンクで野生酵母により発酵、澱引きせずに9ヵ月間シュールリー熟成 瓶詰直前まで亜硫酸塩は添加しない 発酵温度の調整もしない CAIは、バッテリーベルクの畑を造成した当時の醸造所オーナー、カール・アウグスト・イミッヒに因む。エントリーレベルのワインとはいえ、ゲルノートの持ち味である、肌理の細かい テクスチャーや味わい深さは十分に感じ取ることが出来る。 原料となるブドウは大半が契約栽培農家のブドウ。8軒の栽培農家から毎年同じ畑のブドウを納入してもらっているが、2030年までにすべて自社畑のブドウにすることを目指している。 イミッヒ=バッテリーベルクについて イミッヒ=バッテリーベルクの「イミッヒ」は、1425年から醸造所を切り盛りしてきたイミッヒ家に由来する。そして「バッテリーベルク」は、19世紀半ば、モーゼル川沿いの急斜面を爆破して、ブドウ畑を造成した際の轟音を、砲兵隊Batterieの砲撃に例えたことに因んでいる。そして2009年から、ザールのファン・フォルクセン醸造所で2003年まで醸造責任者だったゲルノート・コルマンが、経営と醸造を担っている。 19ヘクタールのブドウ畑の大半が、1868年のプロイセン王国政府の格付け地図で、グラン・クリュに格付けされている。急峻なブドウ畑で、樹齢80年以上の自根の古木が多い。その収穫物であるブドウは、9世紀まで遡る醸造所の地下にある、玄武岩の柱が支える石造りのセラーで醸造される。亜硫酸以外の添加物を一切使わずに、野生酵母だけで発酵した、目の覚めるような味わいのリースリングである。 (輸入元資料参照)
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エルプリング23 750ml / イミッヒ・バッテリーベルク
¥3,870
【B870】 Type:白ワイン Region:ドイツ/モーゼル Variety:エルプリング 残糖0.5g/L未満・極辛口 植樹:1945~1960年 位置:標高130~300m、南~南西向き (複数の畑の収穫を用いる) 土壌:灰色・赤色・青色のデヴォン紀粘板岩 手作業で収穫後約3時間、常温で果汁に果皮・果肉を漬け込んでから圧搾一切の化学合成物質・培養酵母など使わず、果汁のみを醸造ステンレスタンクで野生酵母により自然にアルコール発酵、乳酸発酵を行い、そのまま澱の上で約9ヵ月間熟成亜硫酸無添加で瓶詰め モーゼル上流でローマ時代から栽培されていたエルプリングは、近年ブルグンダー(ピノ)系品種に植え替えられて年々栽培面積が減っている。これを危惧したゲルノートは、ルクセンブルクの対岸にあるニッテル村のブドウ畑ニッテラー・カペレンベルクNitteler Kapellenbergのエルプリングが育つ畑約0.8haを購入。2023年が初生産年。アルコール濃度9.5%ほどの軽や かで繊細な辛口。 イミッヒ=バッテリーベルクについて イミッヒ=バッテリーベルクの「イミッヒ」は、1425年から醸造所を切り盛りしてきたイミッヒ家に由来する。そして「バッテリーベルク」は、19世紀半ば、モーゼル川沿いの急斜面を爆破して、ブドウ畑を造成した際の轟音を、砲兵隊Batterieの砲撃に例えたことに因んでいる。そして2009年から、ザールのファン・フォルクセン醸造所で2003年まで醸造責任者だったゲルノート・コルマンが、経営と醸造を担っている。 19ヘクタールのブドウ畑の大半が、1868年のプロイセン王国政府の格付け地図で、グラン・クリュに格付けされている。急峻なブドウ畑で、樹齢80年以上の自根の古木が多い。その収穫物であるブドウは、9世紀まで遡る醸造所の地下にある、玄武岩の柱が支える石造りのセラーで醸造される。亜硫酸以外の添加物を一切使わずに、野生酵母だけで発酵した、目の覚めるような味わいのリースリングである。 (輸入元資料参照)
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ダォン・ブランコ22 750ml / アントニオ・マデイラ
¥3,680
【B730】 Type:白ワイン Region:ポルトガル/ダォン Variety:エンクルザード、ビガル、18種類の土着品種 地元の小規模栽培家が育てたブドウを購入して醸造したベーシック・キュヴェ。 2022年は非常に乾燥した年で、発酵が難しく、発酵を終わらせるために果皮浸漬を行い、酵母の養分となる窒素を果皮から抽出した。 淡い黄色の色調、透明感があり、ハーブやスパイス、穀物を思わせる表情豊かな香り。 ポルトガルのワイン界はいま、偉大なワイン革命の渦中。気候変動のさなか、ポルトガルは欧州内でその影響が比較的少ない例外的なワイン産地に属している のみならず、国内各地には最適かつ多様で個性豊かな土着品種があり、高樹齢の畑が散在。また、練達のワインメーカー、ルイシュ・ロペシュに影響された、 意欲的な造り手の仲間が各地に台頭。なかでも特筆すべき造り手が、孤高の人アントニオ・マデイラ。かつてローカルな安酒の代名詞だったダォンワインの驚くべき 可能性と実力を、鮮やかに実現。アントニオの高い志を映し出した精妙なワインは、ポルトガルという枠をこえたクオリティと、ラシーヌが誇る無類のコンディションで もって、必ずや飲み手の魂に語りかけるでしょう。 パリ生まれのパリ育ち。大手企業でエンジニアとして働いていたが、両親の故郷ダォンで耕作放棄された樹齢50年 以上のブドウが育つ畑に出会い、この地で醸造家としてのキャリアをスタートさせた。バイオダイナミック農法を採用し、 現在は6つの村に広がる8haの畑で、50種以上の土着品種を栽培している。パリ、東京、ニューヨーク…飲み手が どこにいようとも、グラスに鼻を近づけるとエストレーラ山脈の自然が脳裏に蘇るようなワインを造ることを目指している。 (輸入元資料参照)
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アメイシャンバー(IG アソーレス)21 750ml / アデガ・ド・ヴルカォン
¥6,035
※ヴィンテージは2021年です。 【D480】 Type:白ワイン Region:ボルトガル/アソーレス諸島 Variety:アリント・ドシュ・アソーレス主体、テランテス・ド・ピコ 【今、まさに飲み頃。状態抜群。オススメです。】 アソーレス諸島に魅せられたフィレンツェ出身の夫婦が始めたプロジェクト。極めて辛口で酸味と塩味の質感が非常に強く鉱石を口の中に居れたような存在感をしっかりと感じる。アフターも長く、ワインの濃度と力強さが違うベクトルにあるということを認識させてくれるパワーに満ちたワイン。 アデガ・ド・ヴルカォンは、アソーレス諸島に魅せられたフィレンツェ出身の夫婦が始めたプロジェクトで、ファイアル島のブドウ栽培エリアとしての可能性を感じたそうだ。2008年に植樹を開始し、品質の良いブドウが取れるようになるまで待ち、2017年より醸造を開始。ファイアル島は1957年の海中噴火により、火山から1年以上に渡り降り注いだ大量の砂と灰が土地を覆い、その後の数十年でユニークなテロワールが生み出された。現在ピコ島とファイアル島の2つの島で合計14haの畑を所有する。夫婦はコンサルタントのアルベルト・アントニーニ氏監修の元栽培を行い、家族2世代で生産に取り組む。生産工程全体を通してできるだけ不介入自然な方法を用いることで、2つの島の2つの異なる火山性テロワールを表現する。彼らの目標は「ワインが生まれる土地の真の姿を表現するワインを造ること」。 (輸入元資料参照)
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ジャッロ22 750ml / ショブルック・ワインズ
¥5,670
【4B00】 Type:白ワイン Region:オーストラリア/バロッサ・ヴァレー Variety:セミヨン、リースリング、マスカット ブラン セミヨン、リースリング、マスカット ブランのダイレクトプレスで造るワイン。収穫時期はブドウごとに少しずらしており、ステンレスタンクで醗酵させながらブレンドする。その後木樽で約1年間熟成してからボトリングする。 ルーシー マルゴー、ヤウマ、そしてショッブルック…オーストラリア ナチュラルワイン界の御三家の一人。 トム ショッブルックの家族は、1998年にセペルツフィールドにブドウ園を開設し、自家消費用に少量のシラーズを生産していました。その間、トムはイタリアに渡り、トスカーナ州キャンティのワイナリーで6年ほど働き、ワイン造りの経験を積んでいきました。 2007年にオーストラリアに戻り家族の農園で働き始めたトムは、ワインを造る上で最も重要なのはブドウの質であるとの考えから、先ずはバイオダイナミクスへの転換を実施。バロッサやアデレード・ヒルズの農園からもブドウを仕入れ、自分のラベルで少量のワインを造り始めます。 自分たちの造ったワインを販売するため、御三家の二人と共にシドニー、メルボルン、アデレードなど様々な都市を車中泊や野宿をしながら移動し、イベント会場に立ち寄りワインについて語り合ったり、ソムリエにワインを飲ませたり・・・そんな日々を過ごしながら、当時の”一般的な”ワインとは違う自分たちのワイン造りを貫き、オーストラリア自然派ワイン界のパイオニアの一人として、常に常識を打ち破ってきました。 2017年からはワイナリーでのSO2の使用もやめ、ワインだけでなく樽の洗浄にも硫黄を使用していません。 2019年、トムの家族が農場を売却することを決め、標高540mの比較的涼しいフラックスマン・ヴァレー(バロッサ)に移転。元々2ヘクタールあったブドウ畑を、最終的に5ヘクタールまで広げ、ブドウ以外の果樹やナッツも含めた混合果樹園にする予定です。 2024年現在リリースされているワインは全て買いブドウで仕込んだものですが、移転先のブドウの植樹が実を結び始めており、いよいよ2024年からは自社ブドウでもワイン醸造を始めています。 (輸入元資料参照)
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リースリング21 750ml / ショブルック・ワインズ
¥5,670
【4B00】 Type:白ワイン Region:オーストラリア/バロッサ・ヴァレー Variety:リースリング トムが愛してやまない品種、リースリングで造るワイン。トム曰く、ブドウの植わる場所を、容易に表現することができる品種との事。強靭な酸を持ち合わせているので、収穫時期もできるだけ引っ張るようにしている。 ルーシー マルゴー、ヤウマ、そしてショッブルック…オーストラリア ナチュラルワイン界の御三家の一人。 トム ショッブルックの家族は、1998年にセペルツフィールドにブドウ園を開設し、自家消費用に少量のシラーズを生産していました。その間、トムはイタリアに渡り、トスカーナ州キャンティのワイナリーで6年ほど働き、ワイン造りの経験を積んでいきました。 2007年にオーストラリアに戻り家族の農園で働き始めたトムは、ワインを造る上で最も重要なのはブドウの質であるとの考えから、先ずはバイオダイナミクスへの転換を実施。バロッサやアデレード・ヒルズの農園からもブドウを仕入れ、自分のラベルで少量のワインを造り始めます。 自分たちの造ったワインを販売するため、御三家の二人と共にシドニー、メルボルン、アデレードなど様々な都市を車中泊や野宿をしながら移動し、イベント会場に立ち寄りワインについて語り合ったり、ソムリエにワインを飲ませたり・・・そんな日々を過ごしながら、当時の”一般的な”ワインとは違う自分たちのワイン造りを貫き、オーストラリア自然派ワイン界のパイオニアの一人として、常に常識を打ち破ってきました。 2017年からはワイナリーでのSO2の使用もやめ、ワインだけでなく樽の洗浄にも硫黄を使用していません。 2019年、トムの家族が農場を売却することを決め、標高540mの比較的涼しいフラックスマン・ヴァレー(バロッサ)に移転。元々2ヘクタールあったブドウ畑を、最終的に5ヘクタールまで広げ、ブドウ以外の果樹やナッツも含めた混合果樹園にする予定です。 2024年現在リリースされているワインは全て買いブドウで仕込んだものですが、移転先のブドウの植樹が実を結び始めており、いよいよ2024年からは自社ブドウでもワイン醸造を始めています。 (輸入元資料参照)
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ホワイト23 750ml / ヴァイングート・ヴァイガント
¥3,120
【B310】 Type:白ワイン Region:ドイツ/フランケン Variety:シルヴァーナー30%ミュラートゥルガウ20%ショイレーベ15%リースリング15%ピノブラン10%バッカス10% アルコール11.5% コイパー土壌で育つ6品種を全房でプレスし3種類の木樽でとても早く発酵を終え、そのまま熟成し24年6月に瓶詰めしました。綺麗なグリーンイエロー色、グレープフルーツやスウィーティ、レモン、アップルミントのアロマ、シャープなアタックにドライな味わい、酸味は高いがバランスよく果実味とマッチしていて、喉越しよくドライで旨味のある仕上がりです。 ドイツのシャブリ⁉BIO×高樹齢×シルヴァーナー×ナチュラル醸造 フランケン地方といえばやはり、丸い特有の形をしたワインボトル/ボックスボイテルと辛口のシルヴァーナーの産地として良く知られています。 大都市フランクフルトから車でアウトバーン3号線を東南東に数十分もいけばフランケン地方の西の玄関地アシャッフェンブルク(Aschaffenburug)です。 フランケン地方はバイエルン州の北端に位置し、ぶどう畑の総面積は6,100haに及びます。多くは小農達の零細農園で、農業協同組合が力強い指導力を発揮していますが、旧貴族と修道院に基づく慈善協会によるワイン造りが,今日まで本命を保ってきました。 が、もちろん、新しい流れもこの地でも息づき始めています。 2018年、2019年とラインヘッセンのマルティン・ヴェルナー、アンディ・マンと20代のドイ ツ・ナチュラルワインの作り手をご紹介させて頂きましたが、東の銘醸地・フランケンでも ナチュラルワインの新しい若い芽が力強く出てきております。 アンディ・ヴァイガント、1991年生まれ。2018年より両親の畑を正式に引継ぎワイン造りを始めます。彼の両親は1990年からワイン造りを始めております。 子供の頃から放課後は畑の手伝いを強いられていた彼、当時は遊びたくて仕方なかったので畑での仕事は嫌いだったといいます。音楽を作ることが好きで、プロのDJになる夢を見ていた時期もあるそうで今でもクラブでレコードを流す日もあります。 両親の仕事を引き継ぐかどうか就学中はまだ決めかねていた彼ですが、結局高校を卒業した2011年から2013年の2年間、年季奉公のつもりで実家のワイン造りの手伝いをしました。その期間にブドウ・畑・自然・発酵・熟成の魅力にすっかり取りつかれてしまいます。 さらに体系的・集中的にワイン造りを学びたいという事で、2014年~ 2017年まで、世界的に有名なラインガウにあるガイゼンハイム大学醸造学部で集中して学びます。この期間、彼は生涯の友を得ます。ラインヘッセン出身のマルティン・ヴェルナー、アンディ・マンを中心とした面々で、みな寮に住まいながら毎晩ワイン造りと将来について語り合い、飲みあかしたそうです。全員が全員、ナチュラルワインが大好き。この期間に彼らは皆、実家に帰ったら畑をBioに変え、醸造も人為的介入を極力避ける手法に変え、ナチュラルワインを造るんだと決意したそうです。彼にとってのアイドルは沢山いるそうですが、中でもオーストリアとフランス(中でもアルザス、ジュラ)が最高だそうで、セップムスター、ツェッペ、プライジンガー、リエッシュ、メイエ、オヴェルノワ、ガヌヴァ、キャヴァロド、〝あ、南はマタッサも最高だ″、どんどんスターの名前が出てきます。 彼との出会いは東京でした。 ある日、メッセンジャーに知らない外人さんからメッセージが。 「マルト(マルティン・ヴェルナー)の友達で俺もワインをフランケンで造っているんだ。今度、仕事で東京に行くから一緒に飲まないか?サンプルを持っていくから俺のワインを飲んでほしいんだ!」と。 天王洲で催された若手ドイツ生産者13社を紹介する“Generation Riesling”に出展する為の来日でした。もちろん答えはYes! フランケンだからシルヴァーナーか!これは面白そうだ、FBの写真を見るとちょっとヤンチャそうな若いイケメン。期待と想像は膨らみます。 2019年5月下旬。東京の新しいナチュラルワインのメッカ?ピヨッシュで、彼と友人のドイツワイン造り手と合流。アンディはモスクワ経由で来日したのですが、乗り換えの飛行機が突然欠航。なんとか日本には到着したものの成田でロストバッゲージが判明。残念ながらサンプルはこの日、日本には届きませんでした。その夜は興が乗るまでは、思い出してはF〇〇KINGといい、飲んでほしかったんだ、、、と相当に悔しそうでした。 翌日のGeneration Rieslingに出展した彼のワインは親譲りの醸造方法で造ったワイン、サンセールのセバスチャン・リフォーに例えるとそれらはカルトロンにあたり、僕らに飲ませたかったカテゴリーではなかったとの事。しかし、当日試飲したワインからは、ブドウの個性とポテンシャルを十二分に感じ取ることができ、その数週間後にはフランケンを訪問したのです。 フランケン地方のほぼ中央に位置するビュルツベルクから下道を南東へ車を30分走らせたイプホーヘン(Iphohen)という小さな村で両親はワイン造りと小さな宿を営んでおり、彼はそのワイン造りをガイゼンハイム卒業後の2018年から引き継ぎます。 この村には25人程のワインの作り手がいて、皆で村の周りに500haほどの畑を所有しています。ヴァイガント家も村のすぐ周りの丘陵地に約9haの畑を持っています。彼に加え両親、両祖父母、ルーマニア人の従業員の6人で畑を守っており、すでに全ての畑でBioの認証を取得しています。 彼は一年一年、畑に植物多様性をもたらすため様々な植物を植え、畑の中をできるだけ本来のあるがままの自然の姿に戻したいといいます。畑は美しい緑に覆われ、彼の性格を映し出すように大らかで明るい気で満ちています。 ヴァイガント家一番の自慢は全てのブドウが40~60年の高樹齢であること。この樹齢がアンディのワイン造りのスタイルをしっかりと支えております。 ショイレーベは45年、リースリングは60年、もちろん愛すべき樹齢40年のシルヴァーナーがヴァイガント家の主役であります。 それ以外でも樹齢60年のミュラートルガウはドイツでもなかなかお目にかかれないそうです。2018年と2019年にはシャルドネとピノノワールが新たに植樹されております。 土壌は全てコイパー(Keuper)と呼ばれる泥土岩。砂や粘土、炭化物、マールなどで構成されており、約2億年前にできた岩石だそうです。この土壌がワインにハーヴを連想させる清涼感、塩味や白コショウを表現するミネラルやスパイス感、そしてフレッシュな酸をもたらしています。 フレッシュなスタイルが大好きなアンディは毎年9月上旬には収穫します。家族、友人を中心とした収穫チームで、新顔が手伝いにきてもすぐに友達となり毎年の収穫チームは年々太く強くチームワークを結成していきます。手摘みはもちろん、小さなバケツでブドウを傷つけないように丁寧に献身的に収穫しブドウを運びます。この時期が一年でもっともエネルギーにあふれ美しい瞬間だと彼はいいます。 セラーでの選果と除梗も収穫者の目と手で丁寧に愛情をもって行われます。プレスは最近主流のプヌマティックではなく垂直式を使用します。また、シルヴァーナーは収穫箱で足でのピジャージュによりプレスされます。 発酵と熟成は基本的にはすべて古樽で行われます。畑や蔵に生きる自然の微生物での自然発酵はもちろん、すべてのキュヴェが無濾過・無清澄、亜硫酸塩を含む一切の添加物の使用はありません。初ヴィンテージからずっと徹底してきておりますが、出来上がったワインは、自然の素直さと美しさ、彼の明るさを体現しております。全てのワインにオフフレーヴァ―は一切ないといっても過言ではありません。 最近ではイタリア産アンフォラとジョージア産クヴェヴリも購入し、クヴェヴリは地中に埋めております。彼のエキサイティングな探求心が表れています。 また一人、エネルギッシュなゲルマン魂をご紹介させて頂きます。僕がイメージしてきたゲルマンやフランケンのイメージとは全く違い、エネルギーの塊ではあるのですがしなやかで素直で素朴な液質、美しくリラックスした輪郭、さらにイケメン、本当に人柄がよく表れているワイン達です。 【フランケン地方について】 ワイン産地は、北はレーン山脈、東はシュタイガーヴァルト山地、南はタウバー峡谷、西はシュペッサート山地が境界となっています。ぶどう畑の大部分は、西はアシャッフェンブルク、東はシュヴァインフルトの間にあり、そこをマイン川が大きなW字型を描いて流れています。すべてのぶどう畑がマイン川かその支流流域の南向きの斜面に開墾されています。 東西のほぼ中央にビュルツベルグがありその周辺には名だたる銘醸地があります。 うねうねと曲がりくねるマイン川とその支流の流れが、四角形や三角形を作って流れているので、四角地区や三角地区とも呼ばれ、地域は以下の3つのベライヒ(地域)からなります。 ①マインフィアエック(四角地区)…雑色砂岩土壌が多い(フランケン西部)。 ②マインドライエック(三角地区)…土壌はムッシェルカルクとレスが中心となっています(フランケン中央ビュルツブルグ周辺、名だたる銘醸地があります)。 ③シュタイガーヴァルト…コイパーが中心となっています。 (フランケン南東部、今回のアンディはこの地域です) 大西洋から遠いため、寒暖の差の激しい大陸性気候が支配的で夏は乾燥し、冬は非常に寒くなります。このような気象条件ゆえに、霜の下りない生育期間は、毎年160〜190日程度、年間日照時間は1,600〜1,750時間、年間平均気温は8.5〜9.0度、年間降水量は500〜600mmとなっ ています。 ライン川西部のモーゼルやライン河沿いの地域とは一線を画した特徴を有し、特にモーゼルなどの湿った酸味に対し、乾燥した酸味やミネラルを感じさせるものが多いことが大きな特徴です。品種にしても西部の主要品種はリースリングですが、フランケンではむしろシルヴァーナーの方が適していて、その堂々たる性格が味わい、骨格に顕著に表れています。 香りは弱いが、コクが強く引き締まり、大地のエネルギーを反映した辛口が特徴です。フランケンのワインは男性的とされていてシルヴァーナーの上物はフランスのシャブリの上物に十分対抗しうるといわれています。 フランケン地方を代表する土壌は、中生代、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀などの石灰岩層がベースです。主に以下の3種類に大別でき、この特殊な地層が、古代の三畳紀の海から堆積してできあがるまでに、約6千万年の年月がかかっています。 ①雑色砂岩(ブントザントシュタイン / Buntsandstein、砂や粘土が岩石化したもの) ②貝殻石灰岩(ムッシェルカルク / Muschelkalk、サンゴや貝殻といった生物の殻が堆積してできたもので、中に化石などが見られることもあります。) ③泥土岩(コイパー / Keuper、砂や粘土、炭化物、マールなどで構成される泥土岩で、約2億年前にできた岩石だそうです) フランケン地方で栽培されているぶどうは、白ワイン品種が80%以上を占めています。ジルヴァーナーはフランケン地方の伝統的品種です。最も多く栽培されているのは、繊細なアロマを持つミュラー・トゥルガウで、若手の造り手たちが現代人の好みに合わせたスタイルで醸造しており、新たなブームがやってきています。ジルヴァーナーとミュラー・トゥルガウの他には、白品種のバッフスが、この地方独特のワインとして重要な役割を果たしています。マ インフィアエックでは、雑色砂岩土壌の畑でシュペートブルグンダーなどの赤品種が栽培されています。 (輸入元資料参照)
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アンフォラ・ホワイト23 750ml / ヴァイングート・ヴァイガント
¥4,060
【C010】 Type:白ワイン(オレンジ) Region:ドイツ/フランケン Variety:ショイレーベ40%バッカス40%ミュラートゥルガウ20% アルコール11% コイパー土壌で育つ3品種を除梗後、300Lのアンフォラで醸し・発酵後プレス、2週間ステンレスタンクで熟成しました。粘性のあるグリーンイエロー色、カリンやリンゴジャム、レモンピール、アップルミントのアロマ、ドライでコクのあるボリューム、完熟果実の甘さがプラスされていて、しっかりとした酸味とミネラリーな塩味も綺麗に溶け込んでいます。 ドイツのシャブリ⁉BIO×高樹齢×シルヴァーナー×ナチュラル醸造 フランケン地方といえばやはり、丸い特有の形をしたワインボトル/ボックスボイテルと辛口のシルヴァーナーの産地として良く知られています。 大都市フランクフルトから車でアウトバーン3号線を東南東に数十分もいけばフランケン地方の西の玄関地アシャッフェンブルク(Aschaffenburug)です。 フランケン地方はバイエルン州の北端に位置し、ぶどう畑の総面積は6,100haに及びます。多くは小農達の零細農園で、農業協同組合が力強い指導力を発揮していますが、旧貴族と修道院に基づく慈善協会によるワイン造りが,今日まで本命を保ってきました。 が、もちろん、新しい流れもこの地でも息づき始めています。 2018年、2019年とラインヘッセンのマルティン・ヴェルナー、アンディ・マンと20代のドイ ツ・ナチュラルワインの作り手をご紹介させて頂きましたが、東の銘醸地・フランケンでも ナチュラルワインの新しい若い芽が力強く出てきております。 アンディ・ヴァイガント、1991年生まれ。2018年より両親の畑を正式に引継ぎワイン造りを始めます。彼の両親は1990年からワイン造りを始めております。 子供の頃から放課後は畑の手伝いを強いられていた彼、当時は遊びたくて仕方なかったので畑での仕事は嫌いだったといいます。音楽を作ることが好きで、プロのDJになる夢を見ていた時期もあるそうで今でもクラブでレコードを流す日もあります。 両親の仕事を引き継ぐかどうか就学中はまだ決めかねていた彼ですが、結局高校を卒業した2011年から2013年の2年間、年季奉公のつもりで実家のワイン造りの手伝いをしました。その期間にブドウ・畑・自然・発酵・熟成の魅力にすっかり取りつかれてしまいます。 さらに体系的・集中的にワイン造りを学びたいという事で、2014年~ 2017年まで、世界的に有名なラインガウにあるガイゼンハイム大学醸造学部で集中して学びます。この期間、彼は生涯の友を得ます。ラインヘッセン出身のマルティン・ヴェルナー、アンディ・マンを中心とした面々で、みな寮に住まいながら毎晩ワイン造りと将来について語り合い、飲みあかしたそうです。全員が全員、ナチュラルワインが大好き。この期間に彼らは皆、実家に帰ったら畑をBioに変え、醸造も人為的介入を極力避ける手法に変え、ナチュラルワインを造るんだと決意したそうです。彼にとってのアイドルは沢山いるそうですが、中でもオーストリアとフランス(中でもアルザス、ジュラ)が最高だそうで、セップムスター、ツェッペ、プライジンガー、リエッシュ、メイエ、オヴェルノワ、ガヌヴァ、キャヴァロド、〝あ、南はマタッサも最高だ″、どんどんスターの名前が出てきます。 彼との出会いは東京でした。 ある日、メッセンジャーに知らない外人さんからメッセージが。 「マルト(マルティン・ヴェルナー)の友達で俺もワインをフランケンで造っているんだ。今度、仕事で東京に行くから一緒に飲まないか?サンプルを持っていくから俺のワインを飲んでほしいんだ!」と。 天王洲で催された若手ドイツ生産者13社を紹介する“Generation Riesling”に出展する為の来日でした。もちろん答えはYes! フランケンだからシルヴァーナーか!これは面白そうだ、FBの写真を見るとちょっとヤンチャそうな若いイケメン。期待と想像は膨らみます。 2019年5月下旬。東京の新しいナチュラルワインのメッカ?ピヨッシュで、彼と友人のドイツワイン造り手と合流。アンディはモスクワ経由で来日したのですが、乗り換えの飛行機が突然欠航。なんとか日本には到着したものの成田でロストバッゲージが判明。残念ながらサンプルはこの日、日本には届きませんでした。その夜は興が乗るまでは、思い出してはF〇〇KINGといい、飲んでほしかったんだ、、、と相当に悔しそうでした。 翌日のGeneration Rieslingに出展した彼のワインは親譲りの醸造方法で造ったワイン、サンセールのセバスチャン・リフォーに例えるとそれらはカルトロンにあたり、僕らに飲ませたかったカテゴリーではなかったとの事。しかし、当日試飲したワインからは、ブドウの個性とポテンシャルを十二分に感じ取ることができ、その数週間後にはフランケンを訪問したのです。 フランケン地方のほぼ中央に位置するビュルツベルクから下道を南東へ車を30分走らせたイプホーヘン(Iphohen)という小さな村で両親はワイン造りと小さな宿を営んでおり、彼はそのワイン造りをガイゼンハイム卒業後の2018年から引き継ぎます。 この村には25人程のワインの作り手がいて、皆で村の周りに500haほどの畑を所有しています。ヴァイガント家も村のすぐ周りの丘陵地に約9haの畑を持っています。彼に加え両親、両祖父母、ルーマニア人の従業員の6人で畑を守っており、すでに全ての畑でBioの認証を取得しています。 彼は一年一年、畑に植物多様性をもたらすため様々な植物を植え、畑の中をできるだけ本来のあるがままの自然の姿に戻したいといいます。畑は美しい緑に覆われ、彼の性格を映し出すように大らかで明るい気で満ちています。 ヴァイガント家一番の自慢は全てのブドウが40~60年の高樹齢であること。この樹齢がアンディのワイン造りのスタイルをしっかりと支えております。 ショイレーベは45年、リースリングは60年、もちろん愛すべき樹齢40年のシルヴァーナーがヴァイガント家の主役であります。 それ以外でも樹齢60年のミュラートルガウはドイツでもなかなかお目にかかれないそうです。2018年と2019年にはシャルドネとピノノワールが新たに植樹されております。 土壌は全てコイパー(Keuper)と呼ばれる泥土岩。砂や粘土、炭化物、マールなどで構成されており、約2億年前にできた岩石だそうです。この土壌がワインにハーヴを連想させる清涼感、塩味や白コショウを表現するミネラルやスパイス感、そしてフレッシュな酸をもたらしています。 フレッシュなスタイルが大好きなアンディは毎年9月上旬には収穫します。家族、友人を中心とした収穫チームで、新顔が手伝いにきてもすぐに友達となり毎年の収穫チームは年々太く強くチームワークを結成していきます。手摘みはもちろん、小さなバケツでブドウを傷つけないように丁寧に献身的に収穫しブドウを運びます。この時期が一年でもっともエネルギーにあふれ美しい瞬間だと彼はいいます。 セラーでの選果と除梗も収穫者の目と手で丁寧に愛情をもって行われます。プレスは最近主流のプヌマティックではなく垂直式を使用します。また、シルヴァーナーは収穫箱で足でのピジャージュによりプレスされます。 発酵と熟成は基本的にはすべて古樽で行われます。畑や蔵に生きる自然の微生物での自然発酵はもちろん、すべてのキュヴェが無濾過・無清澄、亜硫酸塩を含む一切の添加物の使用はありません。初ヴィンテージからずっと徹底してきておりますが、出来上がったワインは、自然の素直さと美しさ、彼の明るさを体現しております。全てのワインにオフフレーヴァ―は一切ないといっても過言ではありません。 最近ではイタリア産アンフォラとジョージア産クヴェヴリも購入し、クヴェヴリは地中に埋めております。彼のエキサイティングな探求心が表れています。 また一人、エネルギッシュなゲルマン魂をご紹介させて頂きます。僕がイメージしてきたゲルマンやフランケンのイメージとは全く違い、エネルギーの塊ではあるのですがしなやかで素直で素朴な液質、美しくリラックスした輪郭、さらにイケメン、本当に人柄がよく表れているワイン達です。 【フランケン地方について】 ワイン産地は、北はレーン山脈、東はシュタイガーヴァルト山地、南はタウバー峡谷、西はシュペッサート山地が境界となっています。ぶどう畑の大部分は、西はアシャッフェンブルク、東はシュヴァインフルトの間にあり、そこをマイン川が大きなW字型を描いて流れています。すべてのぶどう畑がマイン川かその支流流域の南向きの斜面に開墾されています。 東西のほぼ中央にビュルツベルグがありその周辺には名だたる銘醸地があります。 うねうねと曲がりくねるマイン川とその支流の流れが、四角形や三角形を作って流れているので、四角地区や三角地区とも呼ばれ、地域は以下の3つのベライヒ(地域)からなります。 ①マインフィアエック(四角地区)…雑色砂岩土壌が多い(フランケン西部)。 ②マインドライエック(三角地区)…土壌はムッシェルカルクとレスが中心となっています(フランケン中央ビュルツブルグ周辺、名だたる銘醸地があります)。 ③シュタイガーヴァルト…コイパーが中心となっています。 (フランケン南東部、今回のアンディはこの地域です) 大西洋から遠いため、寒暖の差の激しい大陸性気候が支配的で夏は乾燥し、冬は非常に寒くなります。このような気象条件ゆえに、霜の下りない生育期間は、毎年160〜190日程度、年間日照時間は1,600〜1,750時間、年間平均気温は8.5〜9.0度、年間降水量は500〜600mmとなっ ています。 ライン川西部のモーゼルやライン河沿いの地域とは一線を画した特徴を有し、特にモーゼルなどの湿った酸味に対し、乾燥した酸味やミネラルを感じさせるものが多いことが大きな特徴です。品種にしても西部の主要品種はリースリングですが、フランケンではむしろシルヴァーナーの方が適していて、その堂々たる性格が味わい、骨格に顕著に表れています。 香りは弱いが、コクが強く引き締まり、大地のエネルギーを反映した辛口が特徴です。フランケンのワインは男性的とされていてシルヴァーナーの上物はフランスのシャブリの上物に十分対抗しうるといわれています。 フランケン地方を代表する土壌は、中生代、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀などの石灰岩層がベースです。主に以下の3種類に大別でき、この特殊な地層が、古代の三畳紀の海から堆積してできあがるまでに、約6千万年の年月がかかっています。 ①雑色砂岩(ブントザントシュタイン / Buntsandstein、砂や粘土が岩石化したもの) ②貝殻石灰岩(ムッシェルカルク / Muschelkalk、サンゴや貝殻といった生物の殻が堆積してできたもので、中に化石などが見られることもあります。) ③泥土岩(コイパー / Keuper、砂や粘土、炭化物、マールなどで構成される泥土岩で、約2億年前にできた岩石だそうです) フランケン地方で栽培されているぶどうは、白ワイン品種が80%以上を占めています。ジルヴァーナーはフランケン地方の伝統的品種です。最も多く栽培されているのは、繊細なアロマを持つミュラー・トゥルガウで、若手の造り手たちが現代人の好みに合わせたスタイルで醸造しており、新たなブームがやってきています。ジルヴァーナーとミュラー・トゥルガウの他には、白品種のバッフスが、この地方独特のワインとして重要な役割を果たしています。マ インフィアエックでは、雑色砂岩土壌の畑でシュペートブルグンダーなどの赤品種が栽培されています。 (輸入元資料参照)
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ピコ・アリント・ドシュ・アソーレス22 750ml / エントレ・ペドラシュ
¥6,600
※ヴィンテージは2022年です。 【D900】 Type:白ワイン Region:ポルトガル/アソーレス諸島 /ピコ島 Variety:アリント・ドシュ・アソーレス主体、ボアル、ヴェルデ―リョ、テランテス・ド・ピコ 植樹:1940年代~1980年代 位置:標高10~60m、東向き 土壌:火山性土壌、玄武岩、ビスコイト(火山岩の細かな石)、ラジド(溶岩の固まった割れ目)80% ケースごとに足踏みして破砕後プレス、マセレーションはしない 80%をステンレスタンク、20%を古樽で自然酵母とともに醗酵 10ヵ月間熟成 主にクリアサォン・ヴェーリャ地区の7つの畑と、バルカ地区の4つの畑、そしてサォン・マテウス地区近くの栽培家たちから購入したブドウを原料とした、高樹齢の畑のワイン。特にクリ アサォン・ヴェーリャ地域はピコ島内でも重要な区画であり、彼らにとってもこの区画のブドウでワインを造ることは重要な意味を持つ。塩気と高い凝縮感。ノンフィルターで瓶詰めしており、味わいののりもよい。 エントレ・ペドラシュについて Entre Pedrasはポルトガル語で「石と石の間」を意味する。ピコ島のブドウ畑の景観を形成する石垣にちなんで名付けた。ピコ島にルーツを持つアンドレ・リベイロと本土からピコ島へとやってきたリカルド・ピント2人によるプロジェクトで、ワイン造りを大学で学んでいた時の同級生。農学課程を修了し、ブドウ栽培とワイン醸造学の修士号を取得した2人は、2019年の収穫期にピコ島で再会し600本のワインを造った。自社畑も2.5ha所有するが、ピコ島の栽培環境では収穫量は1haあたり1tを切るため、買いブドウも含めて年間2000~3000本のワインを造る。また2010年代以降に活発になっていった観光客向けではない品質志向の小規模ワイナリーでも働きながら、自分たちのワインを造っている。「ワインは畑で造られる」と信じ、ピコ島の”本物”のワインを世界中の人に味わってもらいたいと考え、日々ワイン造りをしている。 ピコ島について ピコ島に行くと石壁(クライシュ)の入り組む海辺のブドウ畑の姿に圧倒される。石壁の長さは合計8万km、地球二周分の長さがあると言われ、2004年に「ピコ島のブドウ畑文化の景観」(987haの畑)がユネスコ世界遺産に登録された。しかし歴史を紐解くと、島外からのベト病やフィロキセラ禍の伝来により、20世紀初めにはピコ島のワイン産業は風前の灯だった。1949年に協同組合が設立はブドウ栽培文化の復活の第一歩と言うことができるだろうが島全体として大きくワイン生産量が増えたわけではない。しかしそれに合わせて行政が支援策を打ち出したことにより、島外からのワイン技術者の注目を集めるようになり、次第に生産量は増えていく。2011年時点で20万Lのワインが生産され、それ以降も着実に生産量は増加。2014年にはアントニオ・マンサニータを含む有志達によりアソーレス・ワイン・カンパニーが設立。その後も島内外からのピコ・ワインへの機運は高まりつづけ、2022年時点で70万Lの生産量となっている。 現在ピコ島には1000ha弱のブドウ畑が生産体制にあるそうで、さらに2000haの耕作放棄された畑が残っている。品種の多くはアリント・ドシュ・アソーレスが植えられており、よりマイナー品種であるヴェルデーリョやテランテシュなどの地品種の再興の動きも見られる。2010年代前半にはポルトガルワインの文脈にはついぞ見かけられなかったピコ島のワインだが、2020年代に入りその特異な歴史とワインに光が再び当たり始めた。 アソーレス諸島について 9つの島からなる北大西洋の火山島。1720年のピコ島、1957年のファイアル島での噴火が記録されている。14~15世紀頃に発見されたとされ、ブドウも同時期に栽培が開始された。アンドレ・ジュリアン(フランス人の最初のワインライター)の1812年の報告によると、9つの島から合わせて1340万Lのワインが生産され多くが輸出されていたという。多くのワイン産地同様、ベト病やフィロキセラ禍が島へと伝わり、諸島全体からブドウ畑が消えた。アメリカ台木を利用してのブドウ栽培はその後も続けられ、現在最もブドウ栽培が盛んなピコ島(2番目に大きな島)には1000ha弱のブドウ畑がある。ブドウ品種の多くはアリント・ドス・アソーレスが植えられており、よりマイナーなヴェルデーリョやテランテスなどの地品種の再興の動きも見られる。 最大の島はサン・ミゲル島で、人口の約半分の13万人が住んでいる。各島にそれぞれの特色はあるが、最大の産業は酪農であり諸島の総面積の半分が牧草地たちとなっている。その他トウモロコシやパイナップルの栽培も盛んだが、近年は観光業が島民の生活を大きく変えている。ワイン産業はピコ島が主要ではあるものの、テルセイラ島、グラシオーザ島、ファイアル島、サン・ミゲル島、などでもブドウ栽培はされており、諸島全体で2023年時点36のワイナリーがある。 (輸入元資料参照)
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イマスィア・ソース2022 750ml / ドメーヌ・ダラマラ
¥2,460
※ヴィンテージは2022年です。 【A612:限特】 Type:白ワイン Region:ギリシャ/ナウサ Variety:アシルティコ、プレクナディ 位置:標高280~300m 土壌:石灰質 ステンレスタンクで醸造 ステンレスタンクで半年間熟成 桃や梨、乾燥ハーブ。温暖化により以前より果実味のしっかりとしたワインができるようになったので、近年はプレクナディ種(グリーンアップルのさわやかな酸味、アルコール度数の低い 品種)をブレンドし、バランスをとっている。 ドメーヌ・ダラマラについて ダラマラス家が現ワイナリーのある場所に住み始めたのは1840年からとされ、現在は6代目のコスティス・ダラマラスが運営を行う(2011年から)。コスティスはボーヌの醸造学校を卒業後、ブルゴーニュや南仏のワイナリーで経験を積み、ワインにもそのバックグラウンドがよく表れている。国際的な評価も高く、地域の若手生産者からの信頼も厚い。古くからの農家であるダラマラス家は小さな畑をいくつも持っており、樹齢40年を超える古い樹や、1930年代植樹の自根のクシノマヴロも残っており、ワイナリーを囲むブドウ畑は庭園のように管理が行き届いている。栽培品種のほとんどはクシノマヴロで白品種も少量、ギリシャ最北端の地域といえど、温暖化の影響により気候は暑くなってはいるが、ヴェルミオ山(2601m)とその裾野に多く残る森のおかげで冷涼さは保たれている。クシノマヴロは酸と強いタンニンが特徴の品種だが、コスティスはモダンな感性と丁寧な醸造により、地域の冷涼さを活かしたエレガントなワインを生み出す。 ナウサについて 1971年にギリシャ初の原産地呼称(PDO)を獲得したワイン生産地。ギリシャという言葉からイメージする島々の風景とは違い、ヴェルミオ山(2061m)の東側の麓のこの地域は、森の木々も豊富な地下水や川のおかげで大きく成長し、現地に行くと緑の濃さに驚かされる。ブドウの栽培面積は500haでワイナリーの数は20~25軒とワイン産業に支配される土地ではなく、桃、サクランボ、オリーブなども地域の重要な特産品だった。ギリシャの最重要赤品種の一つであるクシノマヴロ酒のネッビオーロ酒との近似性により、地域自体もピエモンテ州と比較されることもしばしばあるが、ナウサはまさしく山の足元の生産地域で、ピエモンテ州はその名の由来であるアルプス山脈からは遠い。また両者のブドウ栽培環境を見るとナウサの方は圧倒的に森が多く残っている。ナウサではフィロキセラ禍後のブドウ畑の回復は1970年代に入りようやく計画され、山間部の湖周辺の砂地土壌のおかげでフィロキセラ禍を免れたクシノマヴロからクローンが選抜されアメリカ台木に接木の上、植え付けがされていった。ブドウ畑は標高150-450m、そのほとんどは標高150-250mに分布していている。クシノマヴロは”黒い酸”というその名が示す通り、酸と強いタンニンが特徴の品種だが、モダンなスタイルでは妖艶な果実味も魅力の一つで、生産者により大きくスタイルは異なる。 (輸入元資料参照)
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レッセ・フェール・ホワイト 22 750ml / クリスチャン・チダ
¥11,000
【8D00】 ※ヴィンテージは2022年です。 Type:白ワイン Region:オーストリア/ノイジードラーゼ Variety:リースリング 植樹:1970-2014 標高:200~240m、南東向き 土壌:Edelgrabenの畑(表土にシスト、下部に石灰質土壌) 手作業で収穫後、除梗し、足で踏んで破砕 マセレーションなし、野生酵母で発酵 大樽で2年間澱とともに熟成 亜硫酸無添加、ノンフィルターで瓶詰め 「レッセフェール」は自由放任の意味。ワイン造りが人間の自然に対する操作の結果出来るとすれば、自由放任で栽培・醸造を行った場合、どのような結果が生まれるのかという疑問から取り組んだワイン。大樽の中で野生酵母が自然に最後まで発酵を続け、そのまま放置し、最終的な調和に至り、仕上がったワイン。ワインがおのずからなるべくしてなった味わい。使う品種は生産年によって異なるが、2022VTはリースリング100%。 オーナー醸造家のクリスチャン・チダは、実験的な醸造に積極的なオーストリアの醸造界の中でも異端児と呼びたくなる存在。醸造学校へ通ったこともなく、グラフィック・デザイナーだったが2007年に父親から醸造所を継ぐと、一年で全く新しい独自のスタイルに切り替えてしまった。ワイン造りは祖父と父、そしてロワールとブルゴーニュの生産者達から見よう見まねで学んだというが、様々な大きさの木樽(225~2000ℓ)を自在に使いこなしている。醸し発酵を含めた醸造方法を直感的に決めて、一度決めたらあとは極力手出しせずに樽の中のぶどうがワインになるのをただ見守る。モットーは「レッセ・フェール」。放置して、自ずから調和に至らせる自由放任主義だ。亜硫酸は添加しないか、してもごく微量。そしてノンフィルターで瓶詰めする。 イルミッツのごくなだらかな土地に約8haのぶどう畑と、それ以外の農地を約14ha所有していて、羊やアヒル、ガチョウなどを飼っている。栽培はビオロジックで堆肥には近郊の国立公園に住む牛糞を使う。25に分かれた区画で栽培しているのは白はショイレーベ、ヴァイスブルグンダー、グリューナー・ヴェルトリーナー、ムスカート、赤はツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュ、カベルネ・フラン、シラー。 ウィーンに住んでいた頃親交のあった画家アルフレート・フリドリチカ(2009年に他界)のエッチング作品『地上の楽園』Himmel auf Erdenをエティケットにした同名のワインの自由奔放さ、グリューナー・ヴェルトリーナーを醸し発酵した「ノン・トラディション」の底知れないスケールの大きさ、「ドームカピテル」のカベルネフランの端正で繊細な深み。彼の造るワインは、いずれもが独自の世界を構築している。 (輸入元資料参照)
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ピーチー・キーン23 750ml / ウィークエンド・ワインズ
¥2,735
【B030】 Type:白ワイン(オレンジ) Region:ニュージーランド/セントラルオタゴ Variety:ピノ・グリ 67%、ゲヴュルツトラミネール 33% ●アルコール度数:12.8% ●クロージャー:スクリュー ●Winemaking:オタゴのクロムウェル盆地に位置する畑(オーガニック)から。野生酵母による自然醗酵および7 日間のスキン・コンタクト。ステンレスタンクおよび古樽(フランス産)で 6 ヶ月熟成。ごく少量の亜硫酸と共にボトリング。ノンフィルター、清澄 剤不使用。 白濁したオレンジカラー。ネクタリンや皮の風味に華やかなアロマ。ポカリ感あるテクスチャー。 Weekend Wines / ウィークエンド・ワインズはオーナーである Meg Battensby / メグ・バッタンズビーによって 2022 年ニュージーランドに設立されたレーベル。もともと食品メーカーで会社員として働きマーケティングを専門としていた彼女ですが、個人として常にワインへと強い情熱を抱いていたことから一念発起して独立。セントラル・オタゴを中心としたコネクションをもつ畑から有機栽培されたブドウを買い、委託醸造という形でワインを造りリリースすることになりました。実務面で醸造を担当するのはメグの友人でもある Tom Lascelles / トム・ラセルス。オーストリアを中心とした海外で経験を積み、現在はセントラル・オタゴで活躍する NZ 新世代と言える若手醸造家の1人です。彼に醸造を任せられたのはメグにとって幸運だったと言えるでしょう。 「ワインは本来日常にカラフルな豊かさを与えてくれるもの。私はこのプロジェクトで自然と寄り添いながらジューシーかつ親しみやすいナチュラルワインを造り、皆に届けたかったの。私のワインで”週末”に大切な人たちと特別な時間を過ごしてもらえたら、それに勝る喜びはないわ」とメグが語るように、ウィークエンド・ワインズからリリースされるワインは全て有機栽培されたブドウから、人的介入を最小限にしたアプローチで造られます。そのスタイルは真摯なクオリティがベースにありながらも、フルーティでキャッチーな風味に溢れており、見事にメグの想い を体現したものとなっています。 (輸入元資料参照)
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マルト・ヴァイス22 750ml / ヴァイングート・ヴェルナー
¥3,590
【B660】 Type:白ワイン Region:ドイツ/ラインヘッセン Variety:バッカス25% ショイレーベ25% リースリング25%ミュラートゥルガウ25%(手摘み/ 5 ~ 65年) アルコール10.5% 発酵 : 9月上旬収穫/全房 直接圧搾したジュースは木樽で発酵 14日間醸しプレスしたジュースはステンレスタンクで発酵 SO2:無添加 トータル:21mg/L 粘土土壌と石灰土壌で育つ 4 品種を全房でステンレスタンクで 2週間醸したものはステンレスタンクで、直接圧搾のものは木樽でそれぞれ発酵し、フードルで熟成し瓶詰め前にアッサンブラージュしました。イエローゴールド色、カリンや杏のアロマを感じます。少しクリスピーなタッチにアプリコットやパイナップルの果実味、きっちりとした酸味と瑞々しい味わいが印象的です。 ドイツナチュラルワインの若き旗手マルトの無農薬無添加の極み ラインヘッセン地方のマルティン・ヴェルナー氏は1993年生まれ。ヴェルナー家は代々ブド ウ造りを生業にしており、祖父の代まではスパークリングワイン用に全てのブドウを売ってお りました。 マルティンの父の代から自社ブドウを使った醸造を開始。 男3人兄弟の次男坊のマルティンの父親は寡黙で厳格な昔気質、幼少の頃から厳しく育てられました。 在学中の10代は、ギターやドラム、ペインティングなど音楽やアートが大好きで、さらに数 学も得意だった彼は自由な発想を形にしたいと建築家になる思いをもっていたそうです。 ところが卒業前に、父親から知人のワイナリーの収穫の手伝いに派遣され、大きく人生と 考えを方向転換します。 自らに『ヴィニュロンのDNAが宿っている』ことに気付いた彼は、卒業後は様々なワイナリーで研修生として働きワイン造りの勉強を開始、2015年にはオーストリアのナチュラルワインの造り手グートオッガウ、2016年はフランスのマタッサで学びます。 そんな折、父親が病気で倒れてしまい、2016年秋、マタッサでの収穫終了後、彼は実家に戻ります。そして父の持つ7haの畑のうち3haを自分のタイミングで収穫し、2016VTGより初めて自らのワイン造りを開始。 (マルトワインシリーズの誕生です。マルトとは彼のニックネームです) これを契機に実家の畑の一部を正式に譲り受け、自らの修行で得た知識を元にブドウ造り・ワイン造りを開始。 彼が目指すのは無農薬の畑でのブドウ造りと自然酵母での発酵と酸化防止剤無添加のナチュラルワイン。 ナチュラルで透明感ある味わいをベースに、軽やかさと複雑さを兼ね備えたワインが彼の目指す基本スタイルです。ゆくゆくはクラシカルなスタイルのリースリングを造ることを視野に入れながらも、まだまだ若いので今は自由な発想でリスクに挑戦していきたいと語ります。 2016年の初VTGに父から譲りうけた畑は、現在計4.5haまで引き継いでおります。譲り受けた区画は、標高300mの小高い丘まるごと360度をぐるりと囲むようにブドウが植えられており、 北側の斜面はWURZER(ビュルツァー)、FABER(ファーバー)、BACCHUS(バッカス)、MULLER-THURGAU(ミュラートゥルガウ)、SYLVANER(シルヴァーナー)、SCHEUREBE(ショイレーベ)が混色で植えられており、土壌は小石混じりの砂岩土壌です。 南側の斜面がRIESLING(リースリング)の単一畑となっています。 現在、父と三男が実家でマルティンを手伝っており、長男の兄は別のワイナリーで研修中。 将来は兄も実家にS戻る予定で、男4人で実家すべての畑を無農薬に変え、ますますナチュラルワインに傾倒していくと夢を語るマルティン。 協力を惜しまず自由に畑・ワイン造りに挑戦させてくれる父に感謝してもしきれないと語るマルティン、ワイン造りで自らの発想を具現化する若い芸術家の今後に期待が高まります。 (輸入元資料参照)
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ミュラー・トゥルガウ・トロッケン22 750ml / リンクリン
¥2,300
【A495(限特)】 Type:白ワイン Region:ドイツ/バーデン Variety:ミュラートゥルガウ 植樹:2006年頃 位置:標高210m、東向き 土壌:粘土質 全房圧搾。ステンレスタンクで野生酵母により発酵。ステンレスタンクで 5ヵ月間熟成。 アイヒシュテッテンにあるすべての畑はヘレンバックと名付けられている。 その中のヴァッベンベルクWabbenbergと呼ばれる区画の収穫を用いている。 カイザーシュトゥール東部のアイヒシュテッテンにある、葡萄畑面積7haの家族経営の醸造所。創業者のヴィルヘルム・リンクリンはバーデン地方のビオロジックの草分け的存在で、1955年、ワインだけでなく様々な農産物を造っていた複合農家だった時にビオロジックに転換し、1971年にビオロジックの農産物生産者団体ビオラントを12人の仲間達とともに創設。そして1975年にはビオロジック農産物の専門商社「リンクリン・ナトゥアコスト」社を設立。現在約250人の従業員が働いている。醸造所はヴィルヘルムの孫の一人フリードヘルムが運営し、奥さんのアンネさんは醸造所が経営する民宿を切り盛りしている。栽培品種はミュラー・トゥルガウ、シュペートブルグンダー、グラウブルグンダー、ヴァイスブルグンダー、ムスカテラー、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、レゲントなど。収量は40~70hℓ/haで、白は全房圧搾で澄んだ果汁を得て、ステンレスタンクで大半はシャプタリゼーションをせず野生酵母により発酵する。赤はライン地方に伝統的な楕円形をしたシュトゥック樽かバリック樽で熟成する。年間生産量は約5万本、うち10~15%が日本に輸出される。 (輸入元資料参照)
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ミュラー・トゥルガウ・トロッケン23 750ml / リンクリン
¥2,500
【A612(限特)】 Type:白ワイン Region:ドイツ/バーデン Variety:ミュラートゥルガウ 植樹:2006年頃 位置:標高210m、東向き 土壌:粘土質 全房圧搾。ステンレスタンクで野生酵母により発酵。ステンレスタンクで 5ヵ月間熟成。 アイヒシュテッテンにあるすべての畑はヘレンバックと名付けられている。 その中のヴァッベンベルクWabbenbergと呼ばれる区画の収穫を用いている。 カイザーシュトゥール東部のアイヒシュテッテンにある、葡萄畑面積7haの家族経営の醸造所。創業者のヴィルヘルム・リンクリンはバーデン地方のビオロジックの草分け的存在で、1955年、ワインだけでなく様々な農産物を造っていた複合農家だった時にビオロジックに転換し、1971年にビオロジックの農産物生産者団体ビオラントを12人の仲間達とともに創設。そして1975年にはビオロジック農産物の専門商社「リンクリン・ナトゥアコスト」社を設立。現在約250人の従業員が働いている。醸造所はヴィルヘルムの孫の一人フリードヘルムが運営し、奥さんのアンネさんは醸造所が経営する民宿を切り盛りしている。栽培品種はミュラー・トゥルガウ、シュペートブルグンダー、グラウブルグンダー、ヴァイスブルグンダー、ムスカテラー、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、レゲントなど。収量は40~70hℓ/haで、白は全房圧搾で澄んだ果汁を得て、ステンレスタンクで大半はシャプタリゼーションをせず野生酵母により発酵する。赤はライン地方に伝統的な楕円形をしたシュトゥック樽かバリック樽で熟成する。年間生産量は約5万本、うち10~15%が日本に輸出される。 (輸入元資料参照)
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ヴァイス・ナトゥーア42 2020 750ml / リンダー
¥3,960
SOLD OUT
【B940】 Type:白ワイン Region:ドイツ/バーデン Variety:ヴァイスブルグンダー(ピノブラン)100% アルコール14% マセ 3 週間前後、 ステンレス発酵 SO2 無添加 42Kg/100 ㎡ 2400 本 ドイツ、バーデン、カイザーシュトゥール。もともと火山だったこの地域は、一面葡萄畑が広がっている。標高は190~240m。当主ロナウドさんは、電気技師や列車運転手、メディア関係の仕事などを経て、2011年に実家の農園に戻り、ワイン造りを始めた。今では、小麦を造り、野菜を造り、果実を造り、20頭の羊を飼い、総合的な農園へと変貌している。 2013にはデメテールの認証を取得。農法は常に試行錯誤、ビオデナミの薬草、カモミール、イラクサ、バレリアン等を駆使し、通年を通じて植物検疫的処置を施していく。 土壌は火山性土壌と肥沃なレス土壌。時に葡萄の樹勢が強すぎるエリアでは、一緒にカボチャや野菜を植え、余分なエネルギーを吸い取らせ、その野菜は消費する。畑は健康そのもので、草はなぎ倒すだけで地表を保湿し、のちに羊に食べさせる。新梢は切らず、自然にできる果実を大切にしている。2019年からは防疫の銅と硫黄も撒かなくなった。しかしその代償として2021年は90%をペロノスポラ(ベト病)でやられてしまった。しかしそれでも、それ以上に葡萄が強くなれば良いとの考えのもと、今後も銅と硫黄の防疫はするつもりはないようだ。 2022年の収穫時期に一部ペロノスポラのついた葉っぱを見かけたが、広がってはおらず、収穫は上々そうであった。セラーで小さなタンクを指さし、2021年のすべての葡萄でこれしかできなかったよと、苦笑しながら話してくれた。 醸造に関しても驚くことがある。マセラシオンは2週間から6週間、しかし彼のワインにそれほどの長さは感じない。理由は櫂入れをしないこと。かきまぜないことで余計な抽出をしない、酸化を促さない。そして上層の浮き上がった皮の部分はなんと捨ててしまい、中の良い部分だけをワインとする。まさに中取りである。皮の引き上げ時期は、香りを嗅いで判断する、彼にとってマセラシオンの日数はあまり意味がないとのこと。 彼の妥協をしない、真っすぐなワイン造りは品質に表れている。心を魅了するワインである。 mit Herz und Hand, mit Liebe und Verstand, zum Wohle und zur Freude gereicht 心と手で、愛と理解をもって、善と喜びの為に (輸入元資料参照)
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ソーヴィニヨン・ブラン・ナトゥーア42 2020 750ml / リンダー
¥6,600
【D900】 Type:白ワイン Region:ドイツ/バーデン Variety:ソーヴィニヨン・ブラン100% アルコール12% マセ 3 週間前後、ステンレス発酵 SO2 無添加 42Kg/100 ㎡ ドイツ、バーデン、カイザーシュトゥール。もともと火山だったこの地域は、一面葡萄畑が広がっている。標高は190~240m。当主ロナウドさんは、電気技師や列車運転手、メディア関係の仕事などを経て、2011年に実家の農園に戻り、ワイン造りを始めた。今では、小麦を造り、野菜を造り、果実を造り、20頭の羊を飼い、総合的な農園へと変貌している。 2013にはデメテールの認証を取得。農法は常に試行錯誤、ビオデナミの薬草、カモミール、イラクサ、バレリアン等を駆使し、通年を通じて植物検疫的処置を施していく。 土壌は火山性土壌と肥沃なレス土壌。時に葡萄の樹勢が強すぎるエリアでは、一緒にカボチャや野菜を植え、余分なエネルギーを吸い取らせ、その野菜は消費する。畑は健康そのもので、草はなぎ倒すだけで地表を保湿し、のちに羊に食べさせる。新梢は切らず、自然にできる果実を大切にしている。2019年からは防疫の銅と硫黄も撒かなくなった。しかしその代償として2021年は90%をペロノスポラ(ベト病)でやられてしまった。しかしそれでも、それ以上に葡萄が強くなれば良いとの考えのもと、今後も銅と硫黄の防疫はするつもりはないようだ。 2022年の収穫時期に一部ペロノスポラのついた葉っぱを見かけたが、広がってはおらず、収穫は上々そうであった。セラーで小さなタンクを指さし、2021年のすべての葡萄でこれしかできなかったよと、苦笑しながら話してくれた。 醸造に関しても驚くことがある。マセラシオンは2週間から6週間、しかし彼のワインにそれほどの長さは感じない。理由は櫂入れをしないこと。かきまぜないことで余計な抽出をしない、酸化を促さない。そして上層の浮き上がった皮の部分はなんと捨ててしまい、中の良い部分だけをワインとする。まさに中取りである。皮の引き上げ時期は、香りを嗅いで判断する、彼にとってマセラシオンの日数はあまり意味がないとのこと。 彼の妥協をしない、真っすぐなワイン造りは品質に表れている。心を魅了するワインである。 mit Herz und Hand, mit Liebe und Verstand, zum Wohle und zur Freude gereicht 心と手で、愛と理解をもって、善と喜びの為に (輸入元資料参照)
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グリーン・ペップ・グリューナー・ヴェルトリーナー22 750ml / グリューバー
¥2,400
【A610:2025.01~値上】 Type:白ワイン Region:オーストリア/ニーダーエスタライヒ Variety:グリューナー・ヴェルトリーナー ペップは「キュートな」の意。柑橘系のフレーバーにエキゾチックで果実味を感じる親しみ易い味わい。 ヴァインフィアテル地区のパノニア気候とヴァルトフィアテル地区のより涼しい気候の境目に位置するローシッツ近辺の畑。標高280~350m。年間日照時間約1,700時間。レスと花崗岩の土壌。 樹齢10~30年。収量60~70hl/ha。オーガニック認証。8月下旬に収穫。 ステンレスタンクにて18~20℃の温度管理下で、2週間の発酵。培養酵母使用。澱と共に2カ月以上の熟成。濾過後、翌年1月にボトリング。 グリューバーは、ニーダーエスタライヒ州のワイン産地で国際的認知も高いヴァインフィアテル地区におけるパイオニア的存在で、ローシッツで1814年より農業を営み、1950年代に本格的にブドウ栽培とワイン醸造をスタートさせた家族経営のワイナリーです。2001年よりグリューバー家の長男エワルドがワイン醸造責任者として引き継いだ後、妹マリアと弟クリスチャンが参画し、現在は3名が協力しオーガニック認証を受けた自然環境に優しい、フルーティでエレガントなワイン造りを実践しています。 (輸入元資料参照)
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パパ パンダズ ライジング20&21 750ml / ヤン・マティアス・クライン
¥4,000
【B800】 Type:白ワイン Region:ドイツ/モーゼル Variety:リースリング100%(村の買いブドウとヤンのブドウ)(手摘み/平均40年) 地元のポーランド人の友人とヤンの友人が育てたリースリングを5時間醸し後ステンレスタンクで発酵、フードルで熟成した20年と21年をアッサンブラージュしました。輝きのあるグリーンイエロー色、レモンピールやライム、スモーク香が口中に拡がります。もぎたてフルーツの果実味にハーブ香が加わったドライな口あたりにボリューム感が徐々に増してゆくアフター、長めの余韻を楽しめます。 ドイツ、モーゼル地方の中部モーゼルに位置するベルンカステラル・ヴィットリッヒ地区の歴史ある村Kröv(クレフ)、栄えあるモーゼルの中でも特にその名を知られている畑や生産者がひしめいている重要地区の生産者をご紹介いたします。フランクフルトからちょうど真西に150km、アルザスのストラスブールから北北西に約240kmの位置にある村です。 歴史あるこの地域で非常に長い歴史を誇るワイナリーの若き現当主が革新的な試みを始めました。 ヤン・マティアス・クライン、1977年生まれ。 ヤンはシュタッフェルター・ホフという862年創業、1100年以上の歴史を誇るドイツ最古のワイナリー、かつ世界最古の会社の一つとして名を連ねるワイナリーを所有するファミリーに生まれました(ウィキペティアにも載っています)。 ヤンが家族のワイナリーで本格的に働き始めて15年をこえます。ヤンの父親は1960年代から除草剤や農薬の使用に疑念を持ちこの地域では珍しくオーガニックでの栽培を開始しました。父の意思を引き継ぎビオロジック栽培を徹底し、2012年に全ての畑においてビオの認証を受けております。 そして2014年より醸造においてももっとストイックに酸化防止剤の使用を抑えることに努め始め(この土地では皆無です)、シュタッフェルター・ホフ名義のカテゴリーも担当しながらもまた別で自らの名前ヤン・マティアス・クラインを冠した新しいプロジェクトをスタートさせました。 これはシュタッフェルター・ホフのスタイルとは全く異なり、またモーゼルの典型的なスタイルとも全く異なります。収穫してブドウを絞るところまでは両カテゴリーに大差はないのですが、彼に言わせると違いはいたってシンプル、3点のみだといいます。 ①濾過しない ②清澄しない ③亜硫酸を添加しない 家族の所有する畑は約10ha。 リースリング75%、ミュラートルガウ10%、ソーヴィニヨンブラン4%、ピノノワール5%、残りはポルトギーザ―、ミュスカ、ゲレントが植わっております。この畑の中から選りすぐった区画2.5haのブドウ畑からヤンのワインは造られます。1haに満たない場所もありますので生産本数もキュヴェにより2,000本から10,000本程という少量生産になりますが、ヤンのやりたいことが目いっぱいに詰まった新しいモーゼルスタイルと言えます。 この土地の土壌はグレーまたはブルーのシーファーボーデンと呼ばれるスレート粘板岩の風化した土壌で、香り、味共に印象豊かなワインを生み出します。時に粘土質や石灰が混ざる区画もありますが、石灰質の混在しない土壌は、リースリングに類のないミネラリティをもたらします。急斜面の畑上部からこの村を見下ろすと、全ての家々の屋根がすべて青黒いものばかりだった事はとても印象に残っています。スレートは日中の陽光を吸収し夜間にゆっくりとブドウ樹に放出し、また陽光から素早くしっかりと熱を吸収して温まりやすく、 保温力が大きいのが特徴です。 モーゼルはナチュラルワインを造るにはおそらく最も最適な土地の一つだとヤンは考えています。土地のPHが低く、この温暖化の時代に今も冷涼な気候が維持されているためです。常にどんなシーズンもブドウ樹の健康を維持すること、化学的アプローチは一切用いず自然の摂理に許された方法でのみアプローチすることが重要で、それこそが畑における最大のチャレンジだといいます。 彼のワインのキュヴェ名は全て、ちょっと笑ってしまうような、たまには現代社会の皮肉のような、そして彼のユーモアがたっぷり表現された名前になっています。 ニルヴァーナの曲をワイン名に使っていることからもわかるように、彼は10代の頃から大のグランジやミクスチャーロック好き。特にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ビースティ・ボーイズ、メタリカなどがフェイバリットだったようで、このあたりの感覚がラベルの表現のベースになっているのでしょうか⁉ 今の趣味は、ワイン以外では美味しいものを食べる事、家族や友人と一緒に過ごす事と優等生的な発言が返ってきましたが、彼のカーヴの横には酒場兼ライブハウスが併設されており、今でもバンドを呼んではライブ・パーティも行っているようです。 862年続く偉大な歴史を引き継ぐ事は相当なプレッシャーだったようです。長く長く続くファミリーの未来の階段をこれからは自分が築いていく、この誇らしく素晴らしいチャレンジと重圧を40代となり抱きしめることができるようになったそうです。だからこそ、この歴史あるモーゼルの地でナチュラルワインの新しい歴史の1ページをも書き始めることができたのでしょう。 (輸入元資料参照)
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ロザリア21 750ml / コンスタンティーナ・ソテロ
¥2,830
【B100】 Type:白ワイン Region:スペイン/リアス・バイシャス Variety:アルバリーニョ 樹齢30年。土壌は花崗岩の分解物で南向きの斜面、いくつか異なる区画のミックス。冬の剪定の後、深さ10センチ程度を掘り起こし剪定した枝を埋め込む際、カビ等のリスクを防ぐためネトル(イラクサ)のインフュージョンや微生物を含む液体を散布。手摘みで収穫後、低圧空気圧でゆっくりダイレクトプレス。ステンレスタンクで発酵、熟成。自然マロラクティック発酵。SO2添加なし。 ーコンスタンティーナ・ソテロー 酸化防止剤無添加で最高にピュアなアルバリーニョ DO.Rias Baixsにとらわれず、我が道のワイン造りを追及! マロラクティック発酵で、ミネラル感と同時に柔らかさも感じる他にないアルバリーニョ コンスタンティーナ・ソテロはリアス・バイシャスの土地でとても稀な生産者です。我々の知る限り、彼らほどこの難しい土地でオーガニック栽培で自然なワイン作りを行い、テロワールの透明性を表している生産者はいません。彼らはリアス・バイシャスのカンバドスのコステロ村の海岸線からすぐのいわゆるリアス(入江)にセラーがあります。実はこの土地でオーガニック栽培の先駆者と言われるアルベルト・ナンクラレスの真隣に位置します。 彼ら自身でボトリングを始めたのは1999年ですが、この土地で何代にも渡り農家を営んできました。全ての畑は彼らのセラー件住まいから数百メートルにある典型的な花崗岩質土壌にあります。彼らの住まいは18世紀に建てられワイン作りはそこの小さなガレージで行われます 4ヘクタールの畑を持ちますが、実に40もの小さなパーセルに分かれており、全ては注意深く手作業で手入れをされ伝統的なペルゴラ仕立てで栽培されています。 とても健康的でハーブや野生の人参などの野菜もしげるような素晴らしいカバークロップで覆われ不必要な虫たちはガチョウ達が食べ尽くしヴィンヤードマネージャーをして仕切っています。ガチョウ達はペリゴラ仕立ての高い葡萄の木の葡萄を食べることはできません。雨量と海からの湿気の多いこの土地でオーガニック栽培はとても難しく収量は年によりかなりばらつきがあります。認証はありません。 一般的にこの土地のアルバリーニョは教科書にあるリアスバイシャスワインの特徴を示すためにマロラクティック発酵を止め、酸を協調する作りを行います。彼らは一切のSO2を含むすべての添加は行いませんのでマロラクティック発酵はアルコール発行の直後に自然に起こります。 畑はもちろん、アルバリーニョ主体で、赤ワインのカイーニョやエスパデイロも少し栽培されています。コンスタンティーナとその夫、彼女の二人の子供たちが、祖先が行ったように月の満ち欠け、星の動き等自然なリズムに沿って家族全員でワイン作りを行なっています。 計算されたものなどはなく、ただ単に祖先がやってきたこと、と彼らは言います。一方で、セラーでは彼らのマジックを見るようです。彼らのアルバリーニョは大手の作り出すそれとは全く違います。20数種のキュベをワインには一切に何も加えられず、ただ醸造槽がその違いを生み出し、ステンレス、オーク樽、栗樽、アンフォラやデュミジャンなど多彩に及びます。 いくつかのキュベはオレンジワインとして長い時間醸され、単一品種とは思えないほどの複雑味と奥深さ、そしてそれぞれがキャラクターをもちエネルギーに満ちています同じ品種、同じ年、醸造の違いと樹齢、ワインの個性を楽しんでいただける新しいアルバリーニョの姿です。 (輸入元資料参照)
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アカプルパ21 750ml / ラ・デスペイナーダ
¥3,780
SOLD OUT
【B800】 Type:白ワイン Region:スペイン/カタルーニャ Variety:モスカテル 100% アンフォラで 7 ヶ月マセしながら発酵、熟成。その後、ステンレスで 3 ヶ月熟 成。 SO2 無添加 生産 350 本 スペイン、カタルーニャ南部、タラゴナ県、テーラアルタ地区のボット村に新しい蔵が誕生しました。アレックスさん(フランス出身)とペトラさん(オーストリー出身)はいろいろな経験を経たのち、無農薬のワイン造りを志し、いろいろ探した末に、この地を選び、2016 頃に 1.5ha の畑と小さな家を購入しました。とても静かなところで、見渡す限り民家はありません。もともとの所有者も農薬は使わず、銅と硫黄を少しまくくらいの畑で、樹齢 50~90 年の古い樹が植えられています。現在はその他に 1ha 借りてもいます。降雨量のとても少ない土地で 400mm~490mm/年。BIO には適した土地柄です。下の方は粘土質土壌があるそうなので、多少の少雨には耐えられるそうですが、水が一番の心配ごとの様です。夏はいつも海風が吹き、冬は-8℃にもなる寒い土地。 家は自分たちで改装中、トイレはおがくず式、自然の中で、自然と共に暮らしています。 メンダールさんの近くでもあり、彼に色々教えてもらっているそうです。2018 年ヴィンテージがファーストリリースです。すべてのキュヴェが亜硫酸無添加。 2018 年の生産量は 4000 本あまり、すべて亜硫酸無添加です。のんびりと、しかし一歩ずつ自分たちの世界を造り始めている彼らのワインはスペインの大地のおおらかさと力強さを感じさせます。 2019 年はとても乾燥した年で、大地に水分が少なく、ブドウは果汁が少なく、皮が厚かったそうです。その為、例えばエルシエゴでは皮から水分を取るのに、7 ヶ月マセラシオンしました。ブドウは 2018 年より収量は少なく、果汁は非常に濃縮されていました。 (輸入元資料参照)