2022/09/03 14:27
ロワールのシュナン・ブランのトップ生産者は間違いなくブレゼのフコーの「クロ・ルジャール」以外いないと断言出来るし、ほとんどのジャーナリストが同じ言葉を口にする。
(ザヴィエ・カイアールもいるという人もいるが、カイアールは、ブレゼの畑を売却済な上に、アラン・ロベール並みにリリースしない為、幻になっている。)
フコーのワインの品質を考えれば当たり前の事であるが、数年前にシャトー・モンローズが買収した事により、国内への入荷数が激減し、価格が現実的ではなくなっている点が非常に悲しい。
ただ、ソーミュールには今回ご紹介する「シャトー・イヴォンヌ」がいる。
畑を造ったのはフコーの妻であるフランソワ。
彼女が20年に渡って育てたビオディナミの畑を2007年に譲り受けた「マチュー・ヴァレ」が立ち上げたワイナリー。
品質は、フコーのブレゼより樽感を抑え、果実感を際立させている印象で、クロ・ルジャールに引けを取らない。
「イヴォンヌ18」は、寝かせて出荷している為、熟成したシュナン・ブランの特徴である蜜蝋っぽさ、オイリーでねっとりした印象が出始めており、日本への割り当てが36本のみであるフラッグシップの「ゴリー19」は、まだ硬さはあるものの、強靭な酒質を感じます。
久々の入港です。
是非お買い求めください。
●シャトー・イヴォンヌ(フランス/ロワール)
【白】ソーミュール・ブラン・イヴォンヌ18 750ml
(シュナン・ブラン)
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【白】ソーミュール・ブラン・ゴリー19 750ml
(シュナン・ブラン)
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