2021/08/23 15:41

ドメーヌ・グラムノンと言えば、南ローヌ北部、モンテリマールから南東へ約30キロほど下ったモンブリゾン・シュール・レに拠を構え、コート・デュ・ローヌを代表するグルナッシュを醸す生産者。

 




グラムノンの寝かせた「セップ・サントネール・ラ・メメ」は、ワインが好きな方は、必ず一度は経験すべきワインであると考えています。

 

今回ご紹介するマキシム=フランソワ・ローランは、ドメーヌ・グラムノンの当主「ミシェル・オベリー=ローラン」の子息「マキシム=フランソワ」がサンテミリオンのCh.スータール、ガイヤックのCh.プラジョル、ブルゴーニュのドメーヌ・ド・シャソルネイ、今ではマニア垂涎のドメーヌ・ド・ラ・コンブで経験を積み、2006年から始めたネゴシアン。

 

6ha の畑を持つ隣人のヴィニュロンからブドウを購入していますが、一年中栽培全てを管理しています(AB 2012 年ヴィンテッジより有効)。収穫は全て手摘みで丁寧に行なわれ、ブドウは畑で選別されます。平均収量は 30hl/haとこの地域では超低収量。

 

Il Fait Soif(イル・フェ・ソワフ)」直訳すると「喉が渇いた」。

 

ヴァン・ド・ソワフフリークにとっては、定番中の定番ラベルであるこのイル・フェ・ソワフは、外観は濃いルビーレッドでありながら、口に入れた瞬間から、非常に優しく醸造した印象を受ける、非常にフルーティーでスムースなミッドパレット、酸化防止剤の少なさが伺えるキレのある余韻を感じるワイン名通りの「ヴァン・ド・ソワフ」。

 

最高です。

 

未だ経験されていない方は、是非お試しください。

 

以下、輸入元資料参照

ミッシェル・オベリードメーヌ・グラムノン当主の子息マキシム=フランソワが、2006年に始めたネゴシアン。マキシム=フランソワは5年間ボーヌの醸造学校で学び、ブルゴーニュのシャソルネイ、ラ・コンブ、サンテ=ミリオンのシャトー・スータールなどで経験を積んだ。ネゴシアンではあるが、モンブリゾン村で契約する6haの畑は年間を通して栽培にも関与し、畑の中で選果を徹底。収穫量はわずか30hl/haに抑制する。ビオロジック転換も促し、2012年にはエコセールの認証も取得した。醸造はドメーヌ・グラムノンのセラーで行い、野生酵母のみでセメントタンク発酵を重視。ほとんどのキュヴェを総亜硫酸添加20mg/L以下で行う。樹齢5080年の古木グルナッシュによる「ルビコンド」は、年により完全無添加となる。粘土石灰質のテロワールを素直に映したワインは、心地よくフルーティーで、太陽の温かみが快く感じられる。

 

Maxime-François LaurentFrance / Southern-Rhone

Il Fait Soif ’20 ( Grenache , Syrah )