2021/08/04 16:09




世界のワインジャーナリストにルーションの生産者を問えば必ずといっていいほど名前が挙がるワイナリーであり、意識の高い方は必ず経験しなければならない生産者。

 

90年代中盤に一躍名声を浴び、世界を代表する生産者となったドメーヌ・ゴビー。

 

ルーション地方、ペルピナンの北西、ドメーヌ・マタッサやドメーヌ・ド・ロリゾンも拠を構えるカルス村にて素晴らしいワインを醸しています。

 

エントリーレベルのカルシネール赤白は若いうちから飲んで美味しく頂けるワインですが、V.V.、ムンタダは若いうちに飲むと、強靭な酒質から、良さを感じられないのが現状。

 

今回は2002年と2003年のバッグヴィンテージが入荷。

(国内に流通しているヴィンテージはムンタダで2013年、VV2017年)

 

寝かしたゴビーはなかなかお目にかかれないので即決。

 

フラッグシップのムンタダ0203は、共に秀逸。赤、白のV.Vも柔らかさが出て素晴らしいの一言。

 

最高です。

 

以下、輸入元資料参照

 

ドメーヌ ゴビーは、ルーションのなかでもスペイン国境に近い辺ぴな場所で、90年代半ばにセンセーショナルなほどの名声を勝ち得た南仏のスタードメーヌです。名声を勝ち得た当初は、力強い凝縮感と骨格のたくましさが特徴のワインでしたが、現在は力強さとデリケートさのバランスに優れたエレガントなスタイルとなっています。

その秘密は所有する畑にあって、南仏にありながら標高の高い丘陵地に位置しており、そのため気温の過度な上昇を避けることができます。また海や山から吹きつけ、吹き抜けていく風が湿気を取り去り病害を防ぐ一助になっています。これらによってフィネスや上品な酸をともなって成熟したブドウは、化学肥料や除草剤などを排した自然な栽培によって育まれ、醸造中は亜硫酸(酸化防止剤)を用いずブドウの自然な美味しさをいかした造りがなされています。

またゴビーの所有する起伏に富んだ畑は、区画毎の立地条件が大きく異なり、ミクロクリマ(微小気候)の影響も合わさって、際立った特徴のブドウが育ちます。ゴビー氏は、その個性をいかすよう、「単一畑」ごとに区別して造ったワインをリリースしています。ドメーヌ ゴビーのワインは、ルーションのみならず南仏最高の強さと繊細さを持ったワインとして大変な注目を浴びており、今やルーション地方ワインの品質アップを目指す若手生産者の旗手となっています。近年はジェラール氏のご子息がワイン造りに参画し、以前の濃縮感のあるスタイルからエレガントさとふくよかさのバランスに優れたスタイルへと進化をとげています。

 

Domaine Gauby (France / Roussillon

 

Vieilles Vignes Blanc 2002

Vieilles Vignes Rouge 2002

Vieilles Vignes Rouge 2003

Muntada Rouge 2002

Muntada Rouge 2003