2021/07/04 12:00
アヴィニョンの南西、エステザルグ村にて醸造設備の共同使用を目的に造られたエステザルグ協同組合。
1990年にジャン・フランソワ・ニック(現フーラルルージュ)が醸造長に就任してから、徐々にフランス国内のナチュラルワインファンの心を掴み、現在はパリをはじめ、フランス全土で広く親しまれている小規模な協同組合です。
現在、日本国内ではナチュラルワインファンが非常に多くなっている印象を受けていますが、おそらくナチュラルワインを親しんでいる人は必ず一度は飲んだことがある生産者だと思います。
現在の醸造長は、ドゥニ・ドゥシャン。
栽培は全ての農家がビオロジックへ転換、醸造は、ノンコラージュ、ノンフィルター。
エントリーレベルのワインにも関わらず、高品質で安定した味わいのナチュラルワインをリリースし続けている生産者です。
国内の輸入商社では数社がこのエステザルグ協同組合のワインを輸入していますが、その中で、最も信頼できるラシーヌさんの扱うラベルを取り扱います。
白の「プレンシュッド」は、薄濁りの淡いイエロー、品種特性もあり、緩やかなミッドパレットに仕上がっており、旨味のあるドライな辛口。
赤の「キュヴェ・デ・ガレ」は、濃いめのルビーレッド、フレッシュな黒果実系、コクのあるスムースなキレを感じるミディアムボディ。
ナチュラルワインでこの品質&この価格は、本当に有難い。
最高です。