2021/07/03 11:00

私もそのうちの一人ですが、数多あるキャンティを名乗る生産者の中で好きな生産者を問うと「ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネ」を挙げる方は多いと思います。

 

初めて飲んだ時、絶頂期のモンテヴェルティーネを飲んだ時の衝撃と同じ印象を受け、「ついにセルジオ・マネッティの後継者が現れた!」なんて仲間に自慢していたほどです。

 

サンジョヴェーゼ本来の繊細な味わいを生かした、力強くふくよかなミッドパレット。

 

とにかく素晴らしかった・・・

 

現在はもう閉鎖され、入手出来ないワインとなってしまいましたが、ジュリオ・カンベッリが0607年と関わったカンティーナとしても有名。

 

私はとにかくラ・ポルタ・ヴェルティーネの醸造長であった「ジャコモ・マストレッタ」が次はどこでワインを造るのかと気になって仕方がありませんでした。

 

2018年からこのカンティーナ「ラ・トッレ・アッレ・トルフェ」にて醸造に着手。

 

コッリ・セネージは、ガイオーレに比べ、線の細いワインとなりますが、こちらの方がサンジョヴェーゼの素直で繊細な味わいを抽出する秀でた腕を持つジャコモ・マストレッタの良さが存分に現れています。

 

最高です。

 

Chianti Colli Senesi 2018 / La Torre alle Tolfe

RegionItaly / Toscana

VarietySangiovese , Colorino , Canaiolo