2021/07/02 11:51
モーゼルの生産者の中では今最も好きな生産者。
注目に値する新世代生産者が次々と現れている地域であるミドルモーゼル北部にて、キンハイムに拠を構え、ミドルモーゼル北部を牽引する生産者「リタ・ウント・ルドルフトロッセン」のシーファーブルーメ・リースリングが入荷です。
RS(残糖)を残すイメージのドイツワインでは無く、酵母に食い切らせた低いRSのふくらみを持ったスムースな喉ごしの辛口リースリング。
私の中ではコペンハーゲンのレストラン「noma(ノーマ)」がオンリストしている事で、国内でもファンが増えだした印象(違ったらすいません。でも、この品質であれば、もっと増えてもいいと思っていますが・・・)。
このラベルは、初来日した時から毎年飲んでいますが、国内に入港してから1年程寝かすだけで驚異的に状態が良くなります。
最新の2019年が入港するとの事で楽しみにしていましたが・・・2017年が輸入元の在庫リストに残ってる!!!って事で即決。
このワインが開いた時の爆発力には感動を覚えます。
間違いないワイン。
あと、まだ入荷はしていませんが、彼の「プルス」シリーズも機会があれば必ず皆さんに経験してほしいワイン。
最高です。
以下、輸入元資料参照
醸造所のあるKinheim-Kindel(キンハイム-キンデル)村は、モーゼル中流域で古くからワイン作りの文化が根付く場所です。古代からローマ人やケルト人が、この地のブドウ栽培に適した気候を利用し畑を開墾しました。
この地に広がる灰色及び青色粘板岩(シーファー)の土壌から作られるワインは、心地良いミネラルと繊細な酸、また塩味や落ち着いたスパイス感、柔らかく控えめに立ち上る香りなどの特徴を持つのだが、この地がワイン作りに適切であることをローマ人は知っていてワインを作っていたと考えられます。
リタ ウント ルドルフ・トロッセン醸造所はこの地にて1967年創業、1978年からは古くからの家族経営の醸造所から方向転換をし、ビオディナミを取り入れた高品質なワイン作りを目指し始めました。
●Rita&Rudolf Trossen
Schieferblume Riesling Trocken 2017
Region:Germany / Mosel
Variety:Riesling