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ボージョレ・ヴィラージュ・セルムズィ21 750ml / バティスト・ベルトラン

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【B450】
Type:赤ワイン
Region:フランス/ボージョレ
Variety:ガメイ

区画名を冠したキュヴェ名で夏は暑く霜の害が厳しかった21年、樹齢60年のガメイを全房で12日間スミマセラシオンカルボニック後プレスしセメントタンクで発酵、グラスファイバータンクと卵型セメントタンクで熟成しました。綺麗な紫ルビー色、プラムやラズベリー、フランボワーズのアロマを感じます。酸味に丸みができていて中程度のバランスとタンニンが綺麗に詰まったエキス感を楽しめます。



ーBaptiste Bertrandー
 Diony Beaujolais Selectの生産者としては比較的新しいヴィクトール ・ブロンダン(Domaine de la Gapette)を初訪問したのが2022年1月。
訪問直後、もう一人紹介したい友達の生産者がいてこの近くだから一緒に行ってみない?と
誘われ、そこで出会った生産者が今回ご紹介しますバティスト・ベルトラン(人は彼をバートと呼ぶ)です。ヴィクトールの静かで控えめでシャイで大人ぽい真面目な雰囲気とそのワインの味わいとは正反対なバートの風貌と雰囲気。
パンクバンドのヴォーカルでもやってるのですか?といういで立ちに加えグイグイ前にでてきて話が止まらず常に笑顔のバート。“自由すぎる”を体現したようなファッション、ヤンチャな雰囲気と言動、そのキャラクターにちょっと笑みがこぼれてしまいました。『どんなワインつくっているんだろ?』。
 試飲一発、、、これは、、、、、二口三口と進めて確信。
『美味しい!かなり美味しい!あーーー、、、ヴィクトールのワインよりも現時点ではバートのワインが好きだな!個性がすでにしっかり表現されている!』と。
さすが毎日、自然を相手にしている生産者。とても気まずいことに、ヴィクトールには僕の内面を速攻で見破られ、『Tama、僕のワインよりバートのワインのほうが好きなんじゃない?』と指摘され、そのあと弁解するのに必死でした。この時点ではバートのワインは日本には未輸入でしたが、当時はコロナ禍が
まだ収束しておらず先行き不透明で、もう一人の新人ボージョレ生産者を輸入する体力気力を
持ち合わせておらず、本当に泣く泣く輸入を断念したのでした。
その後、一度他社さんが輸入される紆余曲折がありましが、出会って以来、フランスのTasting Salonでヴィクトール&バートのコンビとはいつも会い、そこで他愛もない会話と熱心な試飲でお互いの愛を育んでいたのでした、コツコツと。その努力と縁が実ってか、幸運にも今回バートのワインとの縁談が転がってきまして、結果的に正式に輸入させてもらえることとなりました。
 モン・ブルイィのふもとに粘土石灰質の 4.5haの畑を借りて、彼もヴィクトール同様、Agroforestier(Agroforestry)の考えでブドウ栽培に向き合っています。
これは、“畑の中で生物多様性を重視する考え方”と非常によく似ており、森林農法とも呼ばれるAgriculture(農業)とForestory(森林)を掛け合わせた言葉です。
一つの土地に樹木と農作物を一緒に栽培したり、家畜を飼育する、つまり農業・林業・畜産業を一つの土地で同時に行います。これにより、植物同士や動物・生態系の相互作用が生まれます。従来の農業のように、森林を切り開いて畑を作る必要がないので土地が荒廃する心配がありません。単一栽培とは異なり、多様な生物が共存できる生態系を構築し、植物同士が土壌のバランスを整えてくれるため、基本的に農薬・肥料は不要な事も大きな特徴です。これにより土壌の健全性が保たれ、大きな視点しては気候変動の緩和といった効果も期待でき、持続可能な社会・農業を実現する取り組みとして注目され始めている考え方・手法です。
バートの親戚・家族みなワイン生産者(ヤン・ベルトランは従兄弟)で、彼は小さい頃からボージョレのブドウ畑の中で育ちました。実際に彼の実家にも訪問しましたが、両親の住居、収穫者の食堂ともなっているTastingRoomはともに充実した設備で、周りは畑で囲まれています。これを見ても彼の実家のDomaineとしての歴史を感じました。
 自然環境マネージメントの勉強をした後、IFV ( Institut Français de la Vigne et du Vin)で主に畑の製図の仕事をし、故郷のボージョレに戻ってからは地元生産者達と環境プロジェクトを立ち上げます。そこでのコンサルティングの仕事が落ち着いた2017年、リタイアするという生産者から畑を引き継ぐことになります。
畑の栽培は上記したagroforestier(Agroforestry)の考えをベースに、もちろんビオロジック農法で行っています。ですが、認定申請を行ったのはまだ比較的最近ですので、今回ご紹介しますセルムズィの区画以外はまだビオ転換中です。
畑内での除草作業は表面の草を時折刈る程度。3 センチ角ほどに断片化された木材を畑にまいて、土壌にビタミンを与え、フレッシュさを保つようにしています。
2017年に最初の区画を耕し始めてから 2 年間は、ワインを生産せず収穫したブドウは全て販売したことからも彼のワイン造りへの情熱と拘りが伺えますし、将来を見据えて我慢して行動できるキャラクターも伺えます。収穫は丁寧に小さな籠で行われ、フルーティさをキープするため収穫後は冷蔵室に一晩置かれます。
友人が改装工事を行っているCharentey にある古い農家のカーブを借りて、バートはここにあるセメントタンクで、もちろん天然酵母でブドウを仕込みます。
MC醸造またはスミMC醸造後、木製の垂直電動プレスでプレス、一部のキュベは地下カーブの卵型セメントタンクで、または古い木樽で熟成させています。
SO2 添加は基本的にはなし。必要であればボトリング前に 10mg 以下する程度です。
その風貌から⁉、一見ヤンチャに見えるバートですが、数年前までは半民半官的な団体に所属して事務所仕事をしていたという経歴をもち、プライベートではFoot ballをこよなく愛します(Playするのも好きだといいます。)。
自分のワインを心と体が癒されるセラピーワインだ、と表現するバートのワイン造りの歴史はまだまだ始まったばかりで、盟友でもあるヴィクトールとは同じボジョレーの地でも全く異なる味わいの個性を持ちます。
新世代がどんどんと生まれてくるボージョレエリア。コロナ禍のため2020年2月を最後になかなかフランスに訪問できない中での2年間。その間、現地とどんどんコンタクトをとりサンプル取り寄せして試飲したボージョレ新生産者は多数に上ります。先述した事情で、既にご存じの方も多数いらっしゃるかとは思いますが、すでに完成度高くかつ将来性も高く併せ持つバートのガメイ。この夏は冷やし目で焼き魚なんかと一緒にぐびぐびと喉を潤していただき、気温が落ち着いた秋は常温で“秋の味覚”とともに裏に潜むそのフィネスを発見して頂き、そんな風に楽しんでいただけますと幸いです。
(輸入元資料参照)

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